ラーメン風、オムレツ…こんなに使える！ そうめんレシピ71種類【作ってみた】
食・料理 更新日：2015/8/9
簡単でゆで時間も短く、食欲がない時でも食べやすいそうめんは、作る側にも食べる側にも優しい食材。でも、何となく食べ方が偏りがち……。「またそうめん？」「もう飽きた！」と言われてしまったり、そもそも自分自身が飽きてしまうこともあるかもしれない。そんな時にぜひ活用してほしいのが、『揖保乃糸 そうめん献立帖』（兵庫県手延素麵協同組合/ワニブックス）。見慣れた食材が見慣れない料理として登場するのは、何だか楽しいものだ。本書には、「究極のそうめんの茹で方」や「本当においしいそうめんつゆの作り方」、そしてバリエーション豊かなそうめんレシピがたくさん掲載されている。見ているだけで、「こんな使い方があったのか！」とわくわくしてくる。その中でも特に「食べてみたい！」と感じたメニューを、実際に作って食べてみた。
まるでラーメン！ 「中華にゅうめん」
作り方は至ってシンプル。鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて沸騰させ、茹でたそうめんにかけるだけ。あとはもやし、焼き豚、ねぎをトッピングし、ごま油を回しかければ完成。体に優しいラーメン、といった感じで、鶏のうまみとごま油の中華スープがそうめんとの相性抜群！ 5分くらいで完成するので、時間がない時でもさっと作れるのが嬉しい。
暑い日につるっと食べたい！ 「納豆アボカドそうめん」
切ったアボカド、レモン汁、納豆、醤油を混ぜたものを、茹でたそうめんにかける。あとは納豆のたれ、醤油、水をあわせたものをかけ、チーズをトッピングすれば完成。納豆のたれと醤油、水でめんつゆのような味に。アボカドとチーズの濃厚さと納豆のねばねばが絡み合い、絶妙。つるっと食べられる、この季節に重宝しそうな一品だ。
この発想はなかった！ 「きのことそうめんのオープンオムレツ」
ボウルに卵を溶き、そこにそうめん、炒めたベーコンとしめじ、めんつゆを入れて5分ほど置き、あとはフライパンで固まるまで焼くだけ。焼いた卵とそうめん……？と思ったが、めんつゆが入っていることで見事にマッチしている。食べごたえもあり、子どもから大人まで好みそうな味。両面焼いて、切ってお弁当に入れても喜ばれそう。
オリジナル「辛子高菜とソーセージのそうめんチャンプルー」
せっかくなので、オリジナルで一品考えてみた。ソーセージを炒め、辛子高菜と茹でたそうめん、本だしを加えて炒めるだけ。ソーセージと辛子高菜で十分味がつくので、塩コショウや醤油は使わなくてOK。炒めることでもちもちした食感になり、茹でたそうめんとはまた違ったそうめんが楽しめる。ピリ辛が苦手な人は、普通の高菜で作っても美味しくできる。
他にも『揖保乃糸そうめん献立帖』には、「パリパリそうめんサラダ」や「そうめんの牛肉巻き」、「和風ポタージュそうめん」など、この季節はもちろん、1年中楽しめるように工夫されたレシピが満載だ。普通のそうめんに飽きた時や、新しい食べ方にチャレンジしてみたい時は、ぜひ本書を活用してみてほしい。
文＝月乃雫
