「どうでもいい人にはモテる」のナゾが解けた!? 全米大ヒットの恋愛本の効果とは…

恋愛・結婚

2015/8/16

 「どうすればモテるかなぁ?」といつも考えている。つまり、全然モテないのである。恋愛本の類を読み漁り、“美人じゃないけどなぜかモテる女子の特徴”を読むと「モテそうなものになぁ……」と、もどかしい思いをしている。

 わたしの研究によると、モテる人の特徴はズバリ一点、「思わせぶりが上手い」である。人間だれしも自信があって恋愛をするわけではないので、「俺のこと好きかも!?」と思う相手を好きになる。加えて絶大な効果を発揮するのが、ボディタッチだ。「指が一瞬そっと触れるだけでも意識する」という説もあり、とりわけ男性はボディタッチに弱い。……といったことが、大体の恋愛本には書かれている。

 しかし全米大ヒットの恋愛本、『現代版ルールズ』(エレン・ファイン、シェリー・シュナイダー:著、田村明子:訳/ベストセラーズ)は違う。基本理念はごくシンプルで、「絶対にこちらからアクションを起こさない」というもの。デートに誘ってはいけない、メールを送ってはいけない、挨拶してはいけない、Facebookで「いいね」を押してはいけない、SNSにプライベートなことを綴ってはいけない。何をしているのか、何を考えているのか分からない、ミステリアスな女性でいなければいけないのだ。

 これでは恋愛どころか、友達にもなれないような気がする。相当な美女であれば話は別だろうが……と思ったら、やはり「美女たれ」と書かれてある。どうしても顔に自信がない人には整形を推奨している。そこまでしてモテる必要があるのか、恋愛する必要があるのか。いささか訝しい。

 しかし、理論としてあながち間違ってはいないとも思う。ごく稀に男性から好意を持たれることがあるが、相手はどういう人かというと、心底どうでもいい人だ。そういう人には、無意識のうちにルールズを実践している。

 もちろんデートには誘わないし、メールも送らないし、Facebookは非表示だし、Twitterはミュート。「メールの返事は、初回は最低4時間経ってから」というのも知らず知らずのうちに実践している。なぜなら、どうでもいい人だからだ。街で遭遇したとき「あ、どうも(ニコッ)」と挨拶すれば、「モナリザの微笑のようだ!」とイチコロ。それがルールズだ。逆もしかりで、好きになった人には好かれないというのは、おそらくその人にとって自分はどうでもいい女だからだ。

 ルールズを実践した世界中の女性たちが、「目から鱗!」「効果テキメン!」「おかげで結婚できた!」「しかも玉の輿!」と絶賛した。しかし、著者であるエレン・ファインが離婚したことで、「結局のところ計算で恋愛しても上手くいかないのでは?」と猜疑心を抱く人が続出。ルールズ“黒歴史”真っ只中のいまココである。

文=尾崎ムギ子