参加資格は“本を愛する想い”だけ! 『ビブリオバトル全国大会inいこま』開催決定

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/17

    ビブリオバトル

 プレゼン力の競い合い!? 子どもから大人まで誰でもできる本の紹介コミュニケーションゲーム「ビブリオバトル」。“人を通して本を知る、本を通して人を知る”をキャッチコピーに全国へと広がりを見せている。そして、2015年9月20日(日)に「ビブリオバトル全国大会 in いこま」が初開催されることが決定した。

 開催会場となる奈良県・生駒市図書館では、2012年から月1回のペースで「ビブリオバトル」を開催。また、2度の関西大会を開催するなど活発に活動してきた。しかし過去、大学生等を対象とした全国大会は行われていたが、社会人までを対象にした年齢無制限の全国規模の大会は今回が初。白熱したバトルが予想される。

 気になる優勝賞品は、今最も話題の芥川賞作家・又吉直樹のサイン色紙。また、予選チャンプ賞品には、入手困難な幻のラムネ「レインボーラムネ」と、生駒高山産耳かき「忙中閑」を準備しているという。

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 参加資格は“本を愛している”という気持ちのみ! 大会当日は、奈良を舞台にした“脱力系”勤労小説『ポトスライムの舟』で芥川賞を受賞した、津村記久子の講演も開催される。なお、観戦者も大募集中だ。

ビブリオバトル公式ルール
1:発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる
2:順番に一人5分間で本を紹介
3:それぞれの発表の後、参加者全員で発表に関するディスカッションを2~3分行う
4:全ての発表が終了した後、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを「チャンプ本」とする

「ビブリオバトル全国大会 in いこま」
開催日:2015年9月20日(日)
会場:生駒市図書館
住所:奈良県生駒市辻町238番地
参加費:無料
定員:バトラー(発表者)30人程度/観戦者400人程度
申込方法:生駒市図書館に直接来館/電話(0743-75-5000)/生駒ビブリオ倶楽部ホームページから ※先着順

<タイムスケジュール>
予選:10:30~
津村記久子講演会(無料):13:15~
決勝:15:00~ ※16:00終了予定
⇒「生駒ビブリオ倶楽部」公式サイト
⇒ 知的書評合戦「ビブリオバトル」公式サイト

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津村記久子
2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で第30回野間文芸新人賞を受賞。2009年、『ポトスライムの舟』で第140回芥川賞受賞。続編『ポースケ』も奈良を舞台に作品。女性の友情や人生、仕事についての細やかながら温かみのある文章が多くの読者に愛されている。近著はエッセイ『二度寝とは、遠くにありて想うもの』。

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■『ポトスライムの舟
著:津村記久子
価格:432円(税込)
発売日:2011年4月15日
出版社:講談社