サラダがメインディッシュに☆NYで大人気の“チョップドサラダ”は忙しい日本人にもぴったり!!【作ってみた】

食・料理

公開日:2015/8/16

 サラダと聞くと、栄養バランスを整えたり彩りを豊かにする、いわゆるメインのおかずを陰で支える脇役という印象があるが、今、NYではそんなサラダがメインディッシュになる新感覚サラダごはんが大人気! その名は「チョップドサラダ」。このレシピを紹介した本『チョップド サラダ 一皿で大満足! 簡単おいしいサラダごはん』(しらいしやすこ/学研パブリッシング)も発売され、日本でもこれから注目されそう。チョップドサラダの定義は、好みの具材を刻む=チョップして、あえる=トスするだけで食べられるボリュームのあるスプーンで食べるサラダのこと。そこで今回はこの中から、食欲がない暑い夏にでもペロリと食べられる3品を実際に作ってみた。

1、まぐろのポキ風サラダ(P、30)

<作り方>
(1)玉ねぎはみじん切りにし、まぐろ、きゅうり、レタスは小さめのひと口大に切る。万能ねぎは1.5cm幅に切る。

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(2)(1)にドレッシングをかけて混ぜ、レモン汁をかけたら完成。

 ハワイの定番料理である「ポキ」をしょうゆなどを使った和風ドレッシングでアレンジしたレシピ。サラダだけど、まぐろが入っていることでボリュームは増すが和風な味付けなのでさっぱり食べられる。お酒との相性も良く、日本酒や白ワインのおつまみにも◎。

2、えびと春雨のエスニックサラダ(P、35)

 えび、トマト、玉ねぎ、ブロッコリースプラウト、茹でた春雨を食べやすい大きさに切り、そこにナンプラー・水・酢・レモン汁・砂糖・赤唐辛子の輪切りを混ぜて作ったドレッシングをかけて混ぜれば完成。こちらはタイ料理の定番サラダ・ヤムウンセンをベースにしたレシピ。春雨もチョップすることで食べやすく、ナンプラーの酸味の中にピリリとした辛さもあって一口食べただけでタイの雰囲気を味わえる。暑い夏にこそ食べたい一品。

3、炒めないチャンプルーサラダ(P、89)

 茹でたそうめん、ハム、にんじん、キャベツを細かく刻み、そこにサラダ油・酢・しょうゆ・みりん・和風だしの素を混ぜたドレッシングをかけ、最後に温泉卵とかつお節をのせたら完成。
普段のチャンプルーはフライパンで炒めるが、これは炒めずにただあえるだけ。でも、このしょうゆドレッシングとトロ〜っとした温泉卵の黄身がそうめんによく絡まって美味しい。また、野菜が生なのでシャキシャキしており、一度に様々な食感が味わえるのも楽しい。いつものそうめんレシピに飽きたらぜひ!

刻むことで新たな食が生まれる。だから料理は奥深い。
 いつも食べている野菜をただ細かく切って、ドレッシングであえただけで見え方も変わり、サラダをスプーンで食べるというスタイルまで生まれた。ちょっとやり方を変えるだけで新しい物が生まれる料理はやっぱりおもしろい! ちなみに、ほとんどのレシピがほぼ火を使っていないので、暑くて作ることさえ億劫になるこの時期にはうれしい限り。夜遅い帰宅、忙しくて時間のない食事になってしまう人にも、火を使わず残り物を刻みドレッシングをあえるだけでたっぷりの野菜が摂れる「チョップドサラダ」はぴったり。ぜひ試してほしい。

文=JUNKO