戦争を巡る呪縛と願望――『野火』と『ゲート』

文芸・カルチャー

2015/8/19

『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』(柳内たくみ:著、黒獅子:イラスト/アルファポリス)  太平洋戦争の敗戦(私たちはそれを「終戦」と呼んでいるが)から70年が経った。戦争について自ら記憶する世代は少なくなり、私たちは彼らが残した記録でのみ戦争を知る。だが、その記録は世代を経てなお強烈な印象を与え、一種の呪いと... 続きを読む