スピードを求める学習をすると集中力がなく衝動性が高い子に!?やってはいけない小3までの親の習慣

出産・子育て

公開日:2015/8/30

    親の習慣

 これまで、2,500人以上の子を難関校合格に導いてきた「塾ソムリエ」西村則康。小3までに必要な“地頭力”を育てるための“真”常識を纏めた『【中学受験】やってはいけない小3までの親の習慣』が2015年8月25日(火)に発売された。

 中学受験のための塾通いは、新4年生からというのが一般的だ。しかし、受験の合否のカギを握る“子どもの地頭力”は、実は3年生までの家庭生活の中で育まれるものだという。この“地頭力”が育っていないと、いくら受験勉強を頑張っても成績が伸び悩んでしまう。とはいえ、“先取り学習”や“早期教育”は逆効果だという。

<子どもの“地頭力”を育む家庭のウソ・ホント>
Q:「先取り学習」「早期教育」を受けさせれば、あとあと有利になる?
【ウソ】スピードだけを求める学習をさせると、集中力がなく衝動性が高い子になる危険性がある。

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Q:勉強や習い事をさせるより、とにかく親子の会話の時間を増やすことが大切?
【ホント】親が「助詞」を省かず正しい言葉で話しかけること、子どもが自分の考えをたどたどしい言葉でも表現しようとしているのを親が聞いてあげることが、賢さの基礎をつくる。

Q:子ども部屋より、台所にいる時間が長いほうが、子どもは伸びる?
【ホント】子ども部屋ではなく、親の目が届くダイニングテーブルで勉強するほうが学力もアップし、集中力がつく。キッチンで料理の手伝いをすれば理系脳が鍛えられる。

 小3までの子どもを持つ親なら、この“真”常識、知っておいて損はないはずだ。

<目次>
第1章:子供を「勉強嫌い」にさせる親、「勉強好き」にさせる親
第2章:合格に必要な“学力のベース”は低学年までにつくる
第3章:大きく後伸びする子の「塾」と「習い事」
第4章:「はじめての勉強」がその後の成績を左右する
第5章:この「読書習慣」がすべての教科を伸ばしてくれる

■『【中学受験】やってはいけない小3までの親の習慣
著:西村則康
価格:1,598円(税込)
発売日:2015年8月25日(火)
出版社:青春出版社

親の習慣

西村則康
プロ家庭教師集団「名門指導会」代表。「かしこい塾の使い方」主任相談員。これまで35年以上、難関中学・高校受験生の指導に携わってきた、御三家、灘などの最難関中学合格率No.1の家庭教師。塾の使い方を指導する「塾ソムリエ」でもある。テレビや教育雑誌、新聞でも積極的に情報発信を行っており、保護者の悩みに誠実に回答する姿勢から熱い支持を集めている。