色気・余裕・ユーモア『anan』が定義する「大人の男」と男性が思う「大人の男」を比較

恋愛・結婚

2015/8/30

 「大人の男性が好き」という女子の声をよく耳にします。一口に大人の男と言っても、どんな人を指すのでしょうか? 包容力? 優しさ? 経済力? ……あげたらキリがありません。そんな疑問を知ってか知らずか、7月22日に発売された女性誌『anan』(マガジンハウス)では、「その魅力に酔いしれたい。大人の男」の特集が組まれ、話題になりました。同誌では、俳優の長谷川博己さんや堤真一さん、ミュージシャンのチバユウスケさんなどの大人なインタビューを掲載。

 そのほか、

「夜ね、ご飯に行くときはジャケットくらい羽織ろうよ。それが僕のポリシーですね」(舘ひろし)

「ロックンロールをやってない時間は、すべて暇つぶしなんだ」(甲本ヒロト)

などなど、五臓六腑にしみわたる男の名言紹介ページなど、様々な視点から“大人の男”を解剖する、年上好きには垂涎の一冊でした……! 

『anan』によれば「“色気”“余裕”“ユーモア”。この3つが、いまの大人の男ブームに通底するキーワード」として、大人の男を定義しているようです。かなり限定されてしまいそうですね。恐るべし、大人の男! そうは言っても、あくまでこの特集は女性向けのもの。男性陣にとっての“大人の男”ってどんな人なんでしょうか? そこで、20代~30代の男性にアンケートを実施しました。

 まず、男性陣がイメージする“大人の男像”をコメントと共に見てみましょう。「状況を冷静に見極め、怒らず、慌てない人」、「落ち着いていて、礼節をわきまえている」などの声が多く寄せられました。また「社会と家族の責任を文句も言わずに受け入れつつも、ひょうひょうと生きていける人」など、責任感と力の抜きどころをわきまえている、そんな姿も大人に映るようです。

 さらにさらに、大人の男をイメージする芸能人についても聞いてみました。

1位 福山雅治(46歳)

 シンガーソングライターの福山雅治さんといえば、多くの女性を虜にしている、キングオブ・抱かれたい男ですが、男性からの支持も厚い様子。その理由は「イケメン」「軽い話からマジメな話まで網羅していて、懐の深さを感じる」など、容姿だけでなく、トーク力からも大人を感じているとのこと。たしかに、福山さんの発する下ネタは下品に聞こえない、そんな魔法にかけられた経験があります。

2位 高倉健(享年83歳)

 昨年、惜しまれつつこの世を去った名優・高倉健さんもまた、誰もが納得する大人の男。「寡黙で、説得力がある」「背中で語れる男だから」というコメントが多く寄せられました。やはり日本生命のCMで放った「不器用ですから」の名ゼリフの印象が強い様子。“寡黙さ”もまた、男性が憧れるキーワードなのかもしれません。

3位 竹野内豊(44歳)

 伝説の月9ドラマ『Beach Boys』から18年、端正な顔立ちはそのままにダンディさまで身につけた俳優の竹野内豊さんも多く名前があがりました。「オシャレなバーでタバコを吸いながら、ブランデーをロックで飲む。そして髭が似合う……という、大人のイメージにピッタリ」や「静かな物腰に強い意志を感じる」などなど、男性から見ても、彼の渋さは魅力的なんですね!

4位 所ジョージ(60歳)

 アロハシャツを着て、畑仕事をしながら歌も歌う……自由を体現したような所ジョージさんも、大人の男として名前があがりました。「生き方が前向き」「悪ふざけばかりしているが、芯はしっかりしている」など、その真似できない生き方に憧れを抱いているようです。

4位 石田純一(61歳)

 かつて「不倫は文化」という名言を残した伊達男・石田純一さんですが、男性陣は「すべてにおいて、自信と余裕がみえる」「心が広そう」「優しい」などなど、その包容力に“大人”を感じているようです。不倫や年の差婚、さまざまなスキャンダルを乗り越えた、石田さんだからこそ醸しだせる余裕なのかも?

 そのほか、イラストレーターのリリー・フランキーさんやタレントの高田純次さんなど、我が道をいきながら歳を重ねる男たちが名を連ねました。みなさんそれぞれ、理想の大人の男がいるんですね。

 そんな男になるべく実践していることをアンケートで聞くと「腕を組むなどのしぐさで、なるべく大人な雰囲気を醸し出すようにしている」「自分の言動に責任を持つ」「自分の感情をおさえる」「常に冷静」など、発言や立ち振舞から訓練(?)している人も。なかには「飲み屋での支払いは、おごられるよりもおごる」という声もありました。たしかに、20~30代の会社員は上司だけでなく後輩もいるため、お勘定関係が微妙なお年ごろなのかもしれません。

 “自分もあんなふうになりたい”、“生き方に憧れる”、そんな気持ちが見え隠れするアンケートとなりました。あえて定義するならば「背中で生き様を語り、筋の通った渋い男」こそが、男の思う“大人の男”といった感じでしょうか……? たしかに、ここにあがった大人の男が多くなってくれたら、世の女性たちも嬉しいはず! なにとぞよろしくお願いいたします!

文=不動明子(清談社)