国会前デモで話題の学生団体「SEALDs」の深部に高橋源一郎が迫る!『民主主義ってなんだ?』

政治

2015/9/7

    民主主義ってなんだ?

 集団的自衛権、安保関連法案などのニュースで目にする国会前デモ。そこで話題を呼んでいるのが、学生団体「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)」だ。彼らの深部に迫った書籍『民主主義ってなんだ?』が、2015年9月19日(土)に発売される。

 『ぼくらの民主主義なんだぜ』がベストセラーとなっている作家・高橋源一郎と、安保関連法案に反対する国会前抗議を毎週金曜日に主催し、テレビ、新聞、雑誌他あらゆるメディアで大注目を集める学生団体「SEALDs」が、2日間・計8時間に渡って、「自由」と「民主主義」を考えた新たなマニフェストとなる書籍だ。

    SEALDs

<高橋源一郎「はじめに」より>
 いまSEALDsという学生たちの組織、彼らが行っている社会運動、あるいは政治運動が、大きな話題になっている。とても大きな話題に。彼らは、毎週のように、国会前まで出かけて、政府が通そうとしている「安全保障」に関する法案に反対の集会を開いている。そして、その集会への参加者はどんどん増えていった。

 こういうことはずっとなかった。この国では、なにが起っても、学生たちが、政治的な運動を起こすことは、ほとんどなかった。あっても、小さくて、みんなが気づくようなものじゃなかった。いったい、どうして、そんなことになったんだろう。そして、そのことをやっているSEALDsって何なんだろう。

 SEALDsの諸君と話をした。最初にSEALDsという、この国の、新しい、学生たちの運動について。それから、 SEALDsが取り組んでいる問題のいちばん根っこにあること、民主主義というものについて。あわせて八時間。それが、この本の内容だ。彼らは、風通しのいい社会になったらいいのに、と思って、運動を始めた。そのことに、ぼくは、深く共感している。なぜ共感しているかは、この本を読んでもらえると、わかると思うんだ。

高橋源一郎
1951年生まれ。作家、明治学院大学国際学部教授。81年『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作、88年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞、12年『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞を受賞。他の著書に『「悪」と戦う』『ぼくらの民主主義なんだぜ』など。朝日新聞で「論壇時評」を連載中。

SEALDs
2015年5月3日に結成されたグループ「自由と民主主義のための学生緊急行動」〈Students Emergency Action forLiberal Democracy-s〉の略。メンバーは90年代生まれの10代~20代の大学生を中心とし、東北30人、関東200人、関西150人、沖縄30人ほどがいる。2015年夏、毎週金曜日夜に行われる安保関連法案に反対する国会前抗議を主催し、大きな注目を集める。

■『民主主義ってなんだ?
著:高橋源一郎×SEALDs
発売日:2015年9月19日(土)予定
価格:1,296円(税込)
発売:河出書房新社