佐藤健、山田孝之からのムチャぶりに応えた神木隆之介の度胸を称賛!

映画

更新日:2015/9/9

 『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2008年から2012年まで連載され、単行本全20巻、累計発行部数1500万を記録した、『DEATH NOTE』コンビ・大場つぐみ×小畑健による大ヒットマンガ『バクマン。』。高い画力を持った真城最高(サイコー)と、巧みな物語を書く高木秋人(シュージン)がコンビを組み、ジャンプで連載することを目指して、ライバルたちと切磋琢磨しながら成長していくストーリー。ジャンプがどのようにして作られるか、その内幕を描く斬新なストーリーが、マンガ好きはもちろん、多くのクリエイターから支持を獲得した。そんな同作が、『モテキ』などを手がけた大根仁監督によって、実写映画化され、10月3日(土)より公開となる。

 公開に先立って、完成披露イベントが9月8日(火)、六本木ヒルズにて行われ、サイコー役の佐藤健、シュージン役の神木隆之介をはじめとする豪華キャスト陣、大根監督、そして主題歌・劇中音楽を担当したサカナクションら総勢16名が登壇した。

    バクマン

 雨の中集まった約600人のファンからの大声援を受けながら登場し、佐藤は「王道の青春ストーリーですが、大根監督によって最先端の技術を駆使した、スタイリッシュでスマート、ハイセンスな映画になりました」と本作の出来を語ると、サイコーとシュージンのライバル・新妻エイジ役を演じた染谷将太も、「新しい青春映画が出来上がったと思います」と自信をのぞかせた。

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 佐藤のコメントにもあるように、なんといっても見どころのひとつは、マンガ家の脳内をイメージした表現として、プロジェクションマッピングやCGを使ったアクションシーンの数々。大根監督は、「マンガを描くシーンが非常に多く、そこがトピックや山場になると想像していた。そうなるとただ紙に向かってペンを動かしているだけという、地味な画になりがちだが、よく色んなマンガ家さんが、“作画しているとき脳内はすごいことになっている”と話していたので、だったらその脳内を表現してみようと思った」と発想が生まれた経緯を語った。大根監督の発想に対して佐藤は、「すごい発明で、すばらしいアイデアだと思った」とコメント。神木も、「本当にジャンプのマンガを読んでいる感じだった」と続け、最後には「さすがっす!!」と2人で大根監督を絶賛した。

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 アクションシーンの感想を聞かれると、染谷は、「CGなので、想像しながらアクションしないといけないので難しかった」と振り返り、神木も、「白いスタジオの中で、監督から“サイコーがペンを振ってインクが出るから、その後時間差で飛ぶ!”みたいな説明を受けながら、一生懸命想像して演じていました」とCGを使った演技の困難さを明らかにした。大根監督は3人のアクションシーンを、「『るろうに剣心』対『寄生獣』だなと思って見ていた」と話すと、染谷が、「俺は(寄生獣の)ミギーがいないと何もできないのでダメです」とすかさずツッコミを入れ、会場を笑わせた。

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 また、リリー・フランキーが撮影の空き時間に山田孝之が神木やリリーに“山田式筋トレ”の方法を教えたというエピソードを披露すると、大根監督が山田に「みんな見たいんじゃないかな」と振り、山田は「いや、絶対にやらないです!!2人(佐藤、神木)ならやってくれるかもしれないけど…」とムチャぶり。それに応えて神木が披露し、会場を沸かせると、佐藤は、「よくやったな! 普通やらないよ! 君だけだよ! 俺は孝之くんと同じで絶対にやらないタイプ」と神木の度胸に驚きを隠せない様子だった。

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 最後に佐藤は、「マンガ家を演じさせていただきましたが、本当に過酷な仕事で大変なんだということが分かると思います。映画を観て、何か熱いものを感じていただければ」と語り、神木も、「実際にジャンプマンガを読んでいるような爽快感を感じられ、本当に皆さんに楽しんでいただける作品になったと自信を持って言えます!」と作品に対する熱い思いを伝えた。

 映画『バクマン。』は10月3日(土)より全国東宝系にてロードショー。

⇒映画『バクマン。』公式サイト