「学歴を得ただけでは何も変わらなかった」衝撃のノンフィクション『早稲田出ててもバカはバカ』

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/17

早稲田出ててもバカはバカ

 激務に疲れ切った体をクスリで覚醒させ、今日も夜の街に立つ。職業、風俗店店長。業界の闇に染まり、善も悪もなく金を追い求める…

 『ビリギャル』に次ぐ、新たな高学歴ノンフィクション小説が生まれた。3万人が涙したという衝撃の問題作『早稲田出ててもバカはバカ』が、2015年9月30日(水)に発売される。

ネグレクト、貧困… 絵にかいたようなブラック家庭に育ち、「学歴さえあれば、この底辺からはい出せる」。その一心で、早稲田大学まで出たのに、なぜおれは、こんなことになってしまったのだろう…

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早稲田出ててもバカはバカ

 著者・円山嚆矢は早稲田大学卒業後、エリートコースに進むと思いきや、9年間の間にテレビ番組制作、風俗スカウト、風俗店長、AV女優マネージャーなど、14職種を経験することになる。決して真っ当とは言えない暮らしの中で、彼はあることに気づくのだ。その激動の人生を赤裸々に描き、2015年4月に自費で電子書籍化するや否や、amazon(kindle)ノンフィクション部門で2位を獲得。多くの話題と感動を呼び、ついに書籍化された。

早稲田出ててもバカはバカ
早稲田出ててもバカはバカ

 「高学歴なら、よい仕事に就いて、高収入を得て…がステータス」と考えている人も居るかもしれない。けれども、現実は必ずしもそうではないようだ。

目次
第1章:早稲田出てまで、風俗店で働くバカの誕生
第2章:早大卒のスカウトマン路上キャッチで脚光を浴びる
第3章:クスリ、強姦、ヒモ…風俗の世界に染まっていく自分
第4章:転落の始まり
第5章:死に物狂いで、早稲田を目指せ!
第6章:さらば風俗、束の間の充電期間
第7章:カネと高揚感に騙され、不動産業界へ
第8章:震災ですべてを失いかけ、残ったものは

■『早稲田出ててもバカはバカ
著:円山嚆矢
価格:1,296円(税込)
発売日:2015年9月30日(水)
発行/発売:ぴあ