いま本当に愛されるのは、“ゲスな女” ! いい子を演じるのをやめれば「不幸のサイクル」は断ち切れる!

恋愛・結婚

更新日:2015/9/11

 自分に自信がないけれど、尽くすことが大好きな人、必要以上にがんばりすぎる人、自分より相手のことを優先してしまう人。「こんなにもがんばっているんだから、きっと彼も大切にしてくれるはず」と夢見ているあなた。そんなうぬぼれ、今日から即刻捨てるべし!

 実は最近、“ゲス”な女こそモテるという説が浮上。その秘密が、『ゲスな女が、愛される。 あっという間に思い通りの恋愛ができる!』(心屋仁之助/廣済堂出版)に隠されている。著者は、テレビ番組でもおなじみの心理カウンセラー、心屋仁之助氏。曰く、「シンデレラが王子様と幸せになれたのは、“ゲスデレラ”だったから」。

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 シンデレラといえば、ずっと虐げられてきた薄幸な女性というイメージだが、性根の部分はめちゃくちゃゲス。継母たちに「舞踏会に行きたい!」とアピールしたり、魔法の力を総動員してお城に乗り込んだり、しかも靴を忘れて(もしかするとわざと?)王子様に持ってこさせる。召使いとしてこき使われていても、みんなの前で「王子様と結婚します!」と宣言して結ばれるんだから、厚かましいことこの上ない。

 しかし、シンデレラくらい、自分勝手でありのままに振る舞い、人に嫌われても構わないと思っているゲスな女こそが、あっさり幸せをつかめる。人知れず尽くし続けるだけでは、愛される女にはなれない、ということ。

 とはいえ、誰にも迷惑をかけないようにがんばってきた人は、「いきなりゲスになれ」と言われても難しい。どうすればゲスな女になって素敵な恋愛ができるのか。それは、「愛されようとするのを、あきらめる」ことだと、心屋氏はいう。

「一言で言えば、“ダメな私でいーじゃん!”“あいつのことも、ほっときゃいーじゃん”ということです。ダメな私、弱い私、こんな私じゃダメ! こんな私を見せたくない! そう思うから、見栄を張ったり攻撃的になったり、逆に消極的になったりしてしまいます。だから、がんばること、愛されようとすることを、もうあきらめよう」

 あきらめるために、まずはダメな自分、自信がない自分をいったん受け入れてみること。ダメな自分を受け入れるときにネガティブな感情がわき出てきても、よくない感情としてごまかしてはいけない。たとえば、「あーーー、つらい!」「あーーーー、悔しい!」こんな風に、大きな声を出して感情を味わえば、ネガティブな気持ちも、ダメな自分も受け入れられるようになるという。

 こんな心当たりのある人もいるのではないだろうか。めでたく彼ができたのに「この人を逃したらあとがない!」という焦りと、彼が離れてしまうかもしれないという不安から、もっともっとと尽くすがあまり、結果ウザがられて別れるはめに…。それならば「ゲスな女」になるしかない。“愛されようとするのを、あきらめる”ことで、この「不幸のサイクル」は断ち切れるのだ。さらに、してもらうばかりの女性、言い換えれば“受け取り上手”になることが大切。何かしてくれたら「ありがとう」とにっこり。ご馳走してもらったら「おいしかった!」のひとこと。自由で気ままだけど、その脱力感が心地よく、男性にリラックス感を与えるのだ。

 そして、恋愛だけではなく、人生がうまくいってない人に、心屋氏からのアドバイスはたったひとこと。「適当に生きとったらええ」。その理由はこうだ。

「適当に生きていても、その人にとって必要なものは、その人にとって必要なタイミングで、必要な分だけ、ちゃんともたらされます。試練もラッキーもね。それらは、あなたがどんなにがんばろうがサボろうが、ポジティブだろうがネガティブだろうが、いつでもあなたのそばにあります」

 どんな風に生きても、幸運もアクシデントもやってくる。それならば、図々しく堂々と生きればいい。心屋氏の力強くあたたかいメッセージが胸を打つ。

 シンデレラも散々な境遇だったけど、素晴らしいチャンスがもたらされて、自分の力でもぎ取った。あなたも今日から、ゲスな女を目指してみる?

文=松本まりあ