専業主婦が自宅でプチ起業!「サロネーゼ」として成功したい人の最強バイブルが登場!

仕事術

2015/9/25

 自分の家の一室を使った「自宅サロン」を主宰する、いわゆる「サロネーゼ」をめざす女性がここ数年増えている。ネイルアート、パンやお菓子づくりなど、得意なことや資格を持っている「専業主婦」にとって、確かに魅力的な起業形態だ。場所代はタダ、家族に負担をかけることなく自分のペースで仕事が組め、なにより「好きなこと」で稼げるなんて、まさに夢の職業だ。

 とはいえ、ごくごく平凡な主婦にサロンなんて経営できるのか、と、不安に思う人は多いだろう。「おうちサロン」と聞くと、ついつい「豪邸住まいの余裕のあるマダム」を思い描きがちだ。仕事と言うより、あくまで趣味の一貫のような…。「海外在住経験あり」といった華やかな経歴でもなかったら、アピール力が弱すぎて…、とサロンを始めることに躊躇している人も結構いるのではないだろうか。

 そんな「迷える主婦」の救世主とも言うべき一冊が『いつも予約でいっぱいの人気サロンをつくる7つのレッスン』(自由国民社)だ。著者の神馬友子さんは自宅の一角で小さな子供2人を抱えながら始めたポーセラーツ(食器等に上絵付してオリジナルのテーブルウェアを作るハンドクラフト)教室を、なんと1年で予約がなかなか取れない人気サロンに急成長させたという強者だ。「何の特技もない。元々お金持ちでもなければ…華やかな経歴も、優雅な空間のリビングも持っていない」著者が、どうやってサロン経営を成功させたのか、その手法がテーマごとに詳しく語られる。単なる体験談ではなく、マーケティングの手法を取り入れたサロン経営、集客のためのテクニックを、ワンステップずつ、具体的にわかりやすく述べていく。まるで著者が主宰する「サロネーゼ集客講座」を実際に受けているかのようだ。

 たとえば、自分のサロンの強みは何か考えて、そこを強調することで他のサロンとの差別化を図るとか、ターゲットの姿をなるべく具体的に思い浮かべ、その人が必ず来たくなるようなサロンづくりをする、といった、一見顧客の間口を狭めているようなやり方が、実は確実に集客するためのコツだという。神馬さんの場合、子供が小さく家はおもちゃがあふれていたので、同じような年齢の子供を持つママをターゲットにして、0歳くらいの子供のいるママ限定レッスンを始めた。子供が騒いでも温かい目で見てもらえるし、子育ての情報交換もできる、子育てのいい気分転換になると好評を博し、まるでママサークルのようなにぎやかさだったそうだ。

 ターゲットを絞り、ターゲットにとって魅力的な条件(強み)をアピールすることで、ターゲットを確実にキャッチする。マーケティングの知識があれば当然なのかもしれないが、まったくその方面の知識がないものにとっては、目からウロコな方法ばかり。サロネーゼとして成功したければ、今すぐ実践すべきノウハウが満載だ。

 章末ごとにチェックすべき点が簡潔にまとめられ、特に大切なポイントでは自分なりの考えを書き込めるシートもついており、まさに至れり尽くせり。章を追うごとにぼんやりとした「夢」だったサロン経営が、実現できる具体的な「目標」に変化して、「これならできそう、自分でも絶対サロンを開いてみたい!」そんなワクワク感をぐぐっと盛り上げてくれる。「サロネーゼ」に憧れている人はもちろん、すでにサロンは主宰しているけれど、今イチ趣味の域から脱出できない…、そんな悩めるサロネーゼに「即」効く、パワフルな指南書だ。

文=yuyakana