ほっくほくの秋の味覚! いも、くり、かぼちゃを使ったお菓子【作ってみた】

食・料理

公開日:2015/9/28

 暑さも大分弱まり、秋を感じられるようになってきた。これから、さつまいもやくり、かぼちゃなどのほくほくした食材が恋しくなる季節がやってくる。コンビニやスーパーなどでも、期間限定のスイーツを見つけて、ついつい手を伸ばしてしまう人も多いだろう。

 そんなこの時期、1冊あると重宝しそうなのが、『いも・くり・かぼちゃのスイーツ 一年中楽しめるスイーツ』(信太康代/ブティック社)。タイトル通りいも、くり、かぼちゃのスイーツに特化したこの本は、見ているだけで“実りの秋”を感じさせてくれる嬉しい本。秋の味覚はそのまま食べてももちろん美味しいけれど、せっかくならいろいろな食べ方を楽しみたい。そこで、今回もいつものごとく、本書の中からいも、くり、かぼちゃのお菓子をそれぞれ1品ずつ作ってみた。

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【さつまいも】さつまいもとりんごの焼きタルト


 まずは、さつまいもとりんごの焼きタルト。薄力粉、強力粉、塩、無塩バターで作ったタルト生地に、角切りのさつまいもとりんご、アーモンドクリーム(無塩バター、グラニュー糖、卵、アーモンドパウダー、生クリーム)を混ぜたものを包み、生地に卵を塗ってオーブンで焼く。最後に粉砂糖をかければ完成。ゴロゴロ入っているさつまいもとりんごが嬉しい、食べごたえのあるタルト。

【かぼちゃ】パンプキンパイ


 お次は、かぼちゃのパイ。ショートニング、無塩バター、グラニュー糖、塩、牛乳、薄力粉でパイ生地を作り、溶かしバターを塗ったパイの型に敷く。火を通したかぼちゃ、水、無塩バター、上白糖、卵、シナモン、ナツメグ、オールスパイス、エバミルクをハンドミキサーで撹拌し、パイ生地の上に流し入れ、オーブンで焼けば完成。今回はハロウィンが近いので、ココアパウダーで顔を描いてみた。熱いうちはほくほく、冷やせばしっとりと、濃厚なかぼちゃが楽しめる。

【くり】マロンのパウンドケーキ


 最後は、くりのパウンドケーキ。無塩バター、薄力粉、ベーキングパウダー、マロンペースト、グラニュー糖、卵、牛乳、くり(渋皮煮、甘露煮など)を混ぜた生地を、パウンドケーキの型に入れて焼く。焼きあがったら刷毛でラム酒を塗り、水で溶いたアプリコットジャムを塗ったナッツ類やくりを飾り付ければ完成。生地にも飾りにもたっぷりくりを使用した、贅沢なケーキ。くりとラム酒の効いたしっとりとした生地がたまらない。

 『いも・くり・かぼちゃのスイーツ 一年中楽しめるスイーツ』には、他にもプリンやシュークリーム、ムースやアイスクリームなど、様々なレシピが掲載されている。作ったお菓子は、家で食べるのもよし、持ち寄りお菓子として活用するもよし、プレゼントするもよし。季節を感じられるお菓子は、どこで出しても喜ばれること間違いなしだ。本書には、作る工程も写真付きで分かりやすく解説されている。ぜひともチャレンジしてみよう。

文=月乃雫