男子が本当に好きな「サラ弁」はこれだ!【ガパオ・麻婆丼・親子うどん弁当を作ってみた】

食・料理

公開日:2015/9/30

 「弁当男子」が話題になったのも記憶に新しいが、このたび、「サラリーマン弁当」、略して『サラ弁』(ほりえさちこ/主婦と生活社)たるレシピ本が登場した! ここでは、女子ウケする可愛らしい、華やかなお弁当は一切なく、男子が本当に食べたいお弁当は何かをテーマに、肉や魚を中心とした“ボリューム満点”、“栄養たっぷり”もちろん“美味しい”お弁当79品が紹介されている。どの写真もお弁当箱にぎっしり詰められた料理が迫力満点だ! 今回はそんな中から男子が好きそう、且つ、お弁当レシピとしてはちょっと意外な3品を実際に作ってみた。

1、がんばれ、ガパオ弁当(P.11)


 まず、熱したフライパンで赤唐辛子、玉ねぎ、ひき肉、ピーマンを炒め合わせる。そこにおろしにんにくやナンプラー、オイスターソースなどの調味料と、手でちぎったバジルを加えてさらに炒める。これをお弁当箱に敷き詰めたご飯の上にのせ、最後に固めに焼いた目玉焼きをのせれば完成。お弁当を開けた瞬間にエスニックな香りが広がる、ガッツリ弁当。辛さはピリ辛で、ご飯にも味がしみ込んでいて箸が進む。卵あり、肉・野菜ありと、これひとつで午後からの仕事に活を入れるにはピッタリ!

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2、汁もれしない、マーボー丼弁当(P.24)

 ごま油を熱したフライパンで、にんにく、しょうが、長ねぎ、ひき肉を炒める。さらにそこに厚揚げ、みそ、トマトケチャップ、豆板醤などの調味料を入れて煮込み、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。これをお弁当箱に敷き詰めたご飯の上にのせ、最後に万能ねぎを散らせば完成。お弁当と言えば、汁けがある料理は禁物。そこでポイントとなるのが、汁けを抑えるために豆腐ではなく厚揚げにした点だ。それにともないボリュームもアップと、嬉しいことだらけ。少しピリ辛で、丼感覚でバクバク食べられる。ちょっと疲れが出てきた週の半ばあたりに食べて、エネルギーチャージしたいお弁当。

3、親子うどん弁当(P.27)


 薄切りにした玉ねぎとめんつゆなどの調味料を入れたフライパンを熱し、そのあと、鶏肉を加えて煮る。さらに戻しておいた冷凍うどん、溶き卵を流し入れてふたをし、蒸し煮にする。お弁当に入れる際はしっかり汁けを切り、最後に三つ葉をのせたら完成。フタを開けた瞬間うどんがどーんと目に飛び込んでくるのはやはり「サラ弁」ならでは。味は甘辛なつゆの味がしっかりうどんにしみ込んでいて、食欲がないときでもツルツルっと食べられる優しい味。また、ご飯に飽きてきた頃に食べたいお弁当だ。

「サラ弁」さえあればどんな仕事でも乗り越えられる!?
「サラ弁」とあるので、女子にはとっつきにくいかと思いきや、野菜たっぷりの常備菜やおにぎらず、サンドイッチなどの女子にも嬉しいレシピも紹介されている。奥さんが作ってもよし、弁当男子自らが作るのも良し、はたまた、昼はガッツリ食べたい派の女子が作るのも良し。今までにあまりなかった新しいレシピ本で作ったお弁当とともに、日々の仕事を頑張って乗り切っていきませんか?