「バタートースト」は切れ込みがキモ! パン好きが研究に研究を重ねたレシピ142を紹介【3品作ってみた】

食・料理

更新日:2015/10/1

 朝はパン派というみなさん、バターを乗せるタイミングやパンに入れる切れ込みにこだわったことはありますか? どれも同じでしょ、と思った人にこそ読んでほしい『ぱんぱかパン図鑑』(地球丸)が発売になりました。本書は、パンをこよなく愛する筆者が、研究に研究を重ね、手軽にスーパーなどで買える食パンやロールパン、バゲットなどプレーンなパンを使ったレシピを142品も紹介。例えば同じ「バタートースト」でも少しの変化で驚くほどの違いが出るなど、見たら試したくなるレシピばかり! しかも大人だけでなく、子供が見ても楽しめる図鑑のような、面白いレシピ本になっています。そこで今回はこの中から、どれもちょっとひねったレシピ3品を実際に作ってみました。

①4枚切り食パン あみあみバタートースト(P.15)


 4枚切りの食パン1枚に、1cm間隔で格子状に切れ込みを入れ、トースターで1分30秒焼き、そこにスライスしたバターを全体に乗せて、さらに30秒ほど焼けば完成。切れ込みを入れることで、パンの表面だけでなく中までバターが浸透して、さらに隅々までバターを乗せたことで、どこを食べてもしっかり味が染み渡っていて、バタートースト好きには堪らなく美味しい食べ方。バターを乗せる前にパンを一度焼くという点が、バターを全体に染み渡らせるためのポイントです。今まで切れ込みを入れていなかったことを後悔する一品です。

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②だし巻き玉子サンド(P.57)


 溶き卵に白だし、砂糖、水を入れてだし巻き玉子を作ります。それをトーストしたパンに挟めば完成。ダントツでビジュアルにインパクトがあったのがこの玉子サンドです。一見サンドイッチの具材としては合わなさそうなだし巻き玉子ですが、トーストしてサクサクしたパンと、じゅわっとしたちょっと甘めのだし巻き玉子がマッチします。ボリュームはありますがマヨネーズなどは使っていないので、あっさり食べられる玉子サンドです。

③パンの耳deフレンチトースト(P.109)


 溶き卵、牛乳、砂糖、クリームチーズを混ぜた液にパンの耳をひっくり返しながら1時間ほど浸します。それをバターを熱したフライパンに入れたら蓋をして焼き、焼き色がついたら返します。さらに今度は蓋をせずに焼き、仕上げにメープルシロップをかければ完成。普段切り落とされたらそのまま捨てられてしまうことが多いパンの耳を美味しく活用したエコレシピです。耳の部分は少し固めなので、この部分をフレンチトーストにすることで、パンの部分とはまた異なる食感が楽しめました。スティック状なので食べやすいのも嬉しいです。これからは余った耳はぜひフレンチトーストに。

奥深いパンをさらに自分自身で探求してみては?
今回作ってみたことで、ちょっとの調理の仕方の違いで味や食感などもだいぶ変わってくることがよくわかりました。この本をスタートに、自分自身でアレンジを加えていけば、いつかベストオブマイパンレシピに出会えるかもしれません。そんなことに胸膨らませながら、日々の朝食パンを楽しんでみてはいかがでしょうか。