ショートカット美少女だけが放つ魅力。話題の写真集『0410』byショートカット推進委員会

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/18

 小泉今日子、広末涼子、本田翼と、時代を席巻するアイドルや女優たちの共通点。それはみんな、ショートカットの時にブレイクしたということ。昔から「ショートカットが似合う子は本当の美人」なんて言われているけど、まさにショートカット姿がまばゆい美少女ばかりを集めた写真集『0410』が話題となっている。この写真集を企画したショートカット推進委員会の委員長である佐々木花さんとカメラマンの飯田えりかさん、そしてモデル代表の緒方ももさんに、本作の制作秘話やショートカット女子の魅力をたっぷりと聞いた。

―― “ショートカット推進委員会”はどんな活動をしている団体か教えてください。

佐々木「ショートカットの女の子だけを集めた写真集を作るために、まずWEBでの活動からスタートしました。たくさんショートカットの女の子からモデルの応募をいただき、様々な撮影をこなした後、クラウドファンディングでファースト写真集を制作しました」

飯田「正直、成功するか分からなかったんですけど、100万円以上の資金が集まって驚きました。ショートカット好きはたくさんいるんだってことも知りましたし」

緒方「私は初期の頃から所属していて、ファースト写真集の表紙も飾らせていただきました。反響が多くてびっくりしたことを覚えています」

佐々木「今はサイトのギャラリー更新がメイン活動で、現在は20人ほどの公認モデルがいます」

――今回の写真集『0410』のコンセプトは?

飯田「ひとりの男の子が、夏休みにいろんなショートカットの女の子と出会い、撮影するというストーリーです。“学校の後輩”や“姉の友達”とか、モデルさんひとりひとりに役柄が設定されています」

佐々木「キャラクターがかぶらないように、相関図も書きましたよね。打ち合わせをしながら“あの子はこのポジションがいいんじゃない?”って。結構悩みました。“外で偶然出会ったOL”とか、“道に迷った女の子”なんてキャラクターも登場します。あとはちょっと少女漫画っぽく“隣に住んでいる幼なじみ”って胸キュンのキャラクターも入れていて、これは表紙の武田玲奈ちゃんにお願いしました」

飯田「ショートカット推進委員会は“ショートカットには物語がある”をコンセプトに活動しているので、せっかく写真集を作るならストーリーや裏設定にこだわって厚みのある内容にしたかったんです。モデルさんのプロフィール写真も夏休み期間中の日付をつけていて、ページを追うごとに時間も経過していくという細かい仕掛けも入れました」

写真右下の日付にも仕掛けが

佐々木「最後に登場する今井マイちゃんは夢の中で出会う設定なので、写真の日付をちょっと不思議な仕掛けにしています。どんな仕掛けかは、実際に読んで確認してみてください(笑)」

――モデルさんはどのように選びましたか?

佐々木「編集の方とも相談しましたが、委員会の意向を優先していただきました。ショートカットとひとくくりにしても色んなタイプがあるので、内巻きボブの堀越千史ちゃん、スポーティなショートカットの天野麻菜ちゃんというように、個性の違う子を選んでいます」

――ファースト写真集からモデルさんも半分以上変わっていますね。

飯田「それは単純な理由で、今は髪をのばしていてショートカットじゃない子が多い、というだけだったりします。委員会の方針として、ずっとショートカットにしてほしいという強制はしていません」

佐々木「髪が長くなってきた子にも“こんな企画あるけど、どう?”って声はかけますが、あくまでもモデルさんの意向に従います。女優志望の子はロングの方が役作りもしやすいらしくて。みんなの夢や目標を第一優先にしています」


飯田「ももちゃんは反対に、ロングからショートカットにしたんだよね」

緒方「そうなんです。アイドルユニット時代にプロデューサーさんに“ショートが絶対に似合う”って勧められてバッサリ切りました。でも実はすごく不安で…。ずいぶん前にショートにした時に、 “似合わない”って言われたことがあって(笑)。切ってみたら、今度は“似合うじゃん”って!」

佐々木「え~(笑)。でも、本当に似合うから、切って正解だったね」

緒方「ありがとうございます! いろんな人にショートカット似合うねって言ってもらえるし、しばらくはショートカットでいたいです」

飯田「うれしいなぁ。これからもたくさん撮らせてください!」

――撮影で印象に残っているエピソードは?

緒方「撮影したのが7月で、すごく太陽が眩しかったです。足元が白いコンクリートだったから、照り返しがつらかった(笑)」


飯田「ももちゃんの撮影の日は本当に暑かったよね。でも、大変な様子をぜんぜん感じさせずに表情をコロコロ変えてくれるので、さすが女優だと思いました」

佐々木「他のモデルさんの撮影も、天気に振り回されつつでしたね。朱梨ちゃんの撮影の日は天気が不安定で、晴れも曇りも雨も、すべての空模様が撮れました。夏の終わりっぽい空気感が出ていて、お気に入りの写真です」

――写真集制作をとおして改めて感じたショートカットの魅力とは?

佐々木「短いぶん髪の動きが軽やかなので、表情や心の揺れが髪に表れるところが魅力だと思います。風になびいているだけで切ない感じが出ますし、そんな雰囲気の変化も写真集から感じていただけると嬉しいです」

飯田「後半の企画ページも合わせて総勢17人のモデルさんに登場してもらっていますが、ひとりとして雰囲気のかぶる子がいないんですよね。それって、ショートカットにしている子はこだわりのある子が多いってことなんだと思います」

――街を歩いていても、ショートカットの子は気になりますか?

佐々木「めっちゃ見ますね。ファッションも個性的な子が多いので、目立つというのもあると思うんですけど」

飯田「みんなロングで同じ髪型の女の子3人組とかを見かけると、“あなたはショートの方が似合う!”と心の中で余計なおせっかいを投げかけていることがあります(笑)」

緒方「私は髪を切ってから女の子ファンが増えました」

佐々木「絶対切ったほうが似合うって子、いますよね。私もずっとショートで、ちょっとのびるだけでも気になって、もうロングにできないです」

飯田「私は今ロングですが、実は小さい頃からずっとショートで、一度バッサリ切る経験をしたいと思って切らずに我慢しているところです。バッサリ切ったあとの気持ちを味わってこそのショートカット推進委員会じゃないかと(笑)」

(左から)Photographer・飯田えりかさん、緒方ももさん、ショートカット推進委員会・佐々木花さん

――今後、ショートカット推進委員会で挑戦したいことはありますか?

佐々木「写真展とかショートムービーとか、多方面の作品制作に挑戦したいです。まずはこの写真集のストーリーをムービーに。監督はもちろん飯田さんで!」

飯田「かなり濃厚なオムニバスになりそうだね(笑)。私は“ハンサム女子”だけのショートカット写真集を撮りたいです。『アデル、ブルーは熱い色』というフランス映画があって、青いショートカットの子がすれ違いざまの流し目で女の子を落とすんです。それを観た瞬間、“次のテーマはこれだ!”って。ももちゃんも前よりもっと髪が短くなったし、ハンサム女子になれるタイプじゃないかな」

緒方「わあ、やったー! 女の子をもてあそぶ女の子、目指したいです(笑)」

――今後の活動にも期待してます。ありがとうございました!