【ダ・ヴィンチ2015年12月号】『3月のライオン』特集番外編 

特集番外編3

更新日:2015/11/6

【ダ・ヴィンチ2015年12月号】『3月のライオン』特集番外編 

羽海野チカさんのロングインタビュー、必読です!

編集I

今回の特集は、発売記念の「3月のライオン×11人の棋士」キャンペーンに連動させて、「棋士」&「人生の戦い」というテーマで展開しています。

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将棋の世界で生きることを決めた零の成長を描く本作には、さまざまな棋士が登場し、過酷な戦いを繰り広げていますが、実際の棋士の方々はどう読んでいるのか。

棋士の頭の中が想像できない私にとっては以前から興味津々でありまして、今回「11人の棋士」として、ポスターにも登場している渡辺棋王、森内九段にお話をうかがうことができました。意外やお二人とも好きな登場人物は同じ「あの人」!

加えて、『聖の青春』(2016年映画化)、『将棋の子』の名著を執筆された大崎善生さんや、報知新聞の記者として実際の棋士の取材をすることも多い北野新太さんにも「『3月のライオン』のリアル」というテーマでご協力をいただきました。

そして、スピンオフ『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』について。著者の西川秀明さんと、スピンオフ企画発案者の友田亮さん(『3月のライオン』担当編集)にスタートの経緯、羽海野さんの思い、今後の展開などうかがっています。こちらは、これから昭和の名棋士をモデルとした人物が多数登場してくるそうです。

そして、そして、羽海野チカさんのロングインタビュー。前回、羽海野さんの特集を組んだのが6巻刊行時の2011年9月号、その後、8巻刊行時の2013年1月号でロングインタビュー。なので、羽海野さんにがっつり『3月のライオン』についてお話を聞くのは約3年ぶりということに。
今回、9~11巻にわたるストーリーの背景をたっぷりたっぷりうかがいましたので、ぜひ、このインタビューを読んで再読していただきたい!です。

「私は、自分がその時悩んでいることを研究発表として入れ込んでいくというマンガスタイルなので、自分の身に起きたこと、自分が感じたことをそのまま描けばいいんだと。今の私は実験的人生を生きています」
とおっしゃるのが大納得のエピソードが満載。私自身、再読して涙が止まらなくなって、何度編集作業が止まったことか。

テレビアニメ化、実写映画化が11巻刊行のタイミングで発表になりましたが、その情報解禁の際は『ダ・ヴィンチ』でも大々特集を組んでフォローアップさせていただく予定です。そちらも楽しみにしてください。

※『3月のライオン』好きな棋士アンケートにご協力くださったみなさま、ありがとうございました。