ふわふわっNY人気店の”マシュマロスイーツ”をおうちで作ろう!

食・料理

公開日:2015/11/8


『マシュマロスイーツ』(下迫綾美/主婦の友社)

 白くてふわふわなマシュマロは、昔から愛されてきたお菓子。人によっては、バレンタインのお返しスイーツの定番というイメージがあるかもしれませんね。どちらかというと、そのまま食べることが多いマシュマロですが、実は今、海外の有名店がマシュマロを焼いたスイーツを出したり、溶かしたムースが話題になるなど、空前のマシュマロブームがきているのをご存知でしょうか?そして、ついに先日、マシュマロレシピを紹介した『マシュマロスイーツ』(下迫綾美/主婦の友社)が発売されました。焼けばとろとろ、クリームと混ぜればふわふわ…と、変幻自在なマシュマロのことを知れば、もっと楽しみ方が広がるはずです。今回は、この中から3品を実際に作ってみました。

フローズンスモア(P.19)


 アイスクリームをココットの八分目くらいまで入れて、冷凍室で1時間以上冷やします。その上に溶かしたチョコレートを塗り広げ、再び冷凍室へ。冷え固まったチョコレートの上にマシュマロを敷き詰め、トースターで焼き色がつくまで焼けば完成です。

「フローズンスモア」こそ、NYの有名店が生み出した話題のマシュマロスイーツで、今でもお店では長蛇の列ができる人気です。それを少しアレンジしたものが、簡単に家で作れました! 溶けたアツアツのマシュマロが、ひえひえのアイスやチョコレートに絡んで、かなり甘〜いけど美味しい! ちょっと焦げたマシュマロの匂いがまた食欲をそそります。これから寒くなる時期に、あったかい部屋で食べるとさらに美味しく感じると思いますよ。

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マシュマロムース(P.35)


 生クリームをハンドミキサーで八分立てにしておきます。ボウルにマシュマロ、牛乳を入れて電子レンジで加熱し、泡立て器で混ぜてマシュマロを溶かします。ここに生クリームを加えてムラなく混ぜ合わせ、型に入れて冷蔵庫で2時間以上冷やし固めれば完成です。

 通常のムースだと、ゼラチンを使って固めることが多いですが、マシュマロを使えばゼラチンいらずで簡単にムースが作れました。空気を多く含むマシュマロが入っていることで、ムースがよりフワフワして、口に入れた瞬間にあっという間に溶けてしまいました。味は、とってもとっても優しく、小さい子供から喜んでくれる一品です。

マシュマロクリームのミニロールケーキ(P.50)


 卵とグラニュー糖を泡立て器で混ぜ、そこに薄力粉を加えて混ぜ合わせます。さらにバターと牛乳を溶かしたものを加えて、ムラなく混ぜたら、天板に流し入れ190℃のオーブンで9分ほど焼いて、スポンジケーキの完成です。次に、マシュマロと牛乳が入ったボウルを電子レンジで加熱し、混ぜて、そこに九分立てした生クリームを加えて混ぜ合わせ、マシュマロクリームを作ります。スポンジケーキにマシュマロクリームを塗り、巻いてロール状にし、冷蔵庫で1時間ほど冷やせば完成です。

 マシュマロクリームは初めて作ったのですが、生クリームがたっぷり入っているのでかなり濃厚。これをクラッカーや果物にのせて食べても美味しそう。そんなクリームをたっぷり巻き込んだロールケーキは、もっちりしたスポンジとクリームの相性が抜群で、ミニロールと言いつつも、1本まるまるペロリと食べられそうなくらいでした。

マシュマロスイーツの世界をもっともっと楽しみたい!
今回紹介したレシピ以外にも、スイーツピザのトッピングに使ったり、アイスクリームを作れたりと、マシュマロを使ったレシピが他にもたくさん紹介されています。どこか懐かしいお菓子が、オシャレなスイーツに変身しているのを見ると、なぜかとっても嬉しい気持ちになりました。そのまま食べるだけじゃもったいない!まだまだ広がるマシュマロスイーツの世界を、どんどん楽しんでみてはいかがでしょうか?

文=JUNKO