白飯がすすみまくる! なめたけ、つくだ煮、油みそ…ごはんのおともを作ってみた

食・料理

2015/11/8


『ごはんのおとも ごはんのおいしさを引き立てる、愛すべき名脇役たち。』(満留邦子/成美堂出版)

 忙しい日や時間のない朝、疲れて帰ってきた日についつい探してしまう、簡単なごはんのおとも。しかし結局は、外食や買ってきたお惣菜に頼ってしまいがちだ。たまにならいいが、それが続くと「味に飽きてきた」「お財布が……」と、様々なところが悲鳴を上げ始める。

 そうなる前にぜひとも読んでほしいのが、ごはんにぴったり合うおかずだけが載っている『ごはんのおとも ごはんのおいしさを引き立てる、愛すべき名脇役たち。』(満留邦子/成美堂出版)。少ない材料で簡単に作れ、作りおきも可能な“ごはんのおとも”専門のレシピ本だ。卵や納豆、梅などの定番から、ありそうでなかった組み合わせ、アレンジメニューなど、様々なレシピが100種類以上も掲載されている。

 どれも想像しただけで涎が出そうな、試したくなる魅力的なものばかりだが、今回はその中から5品選び、実際に作ってみた。

「プロセスチーズ+みそ」(P.24)


 プロセスチーズを刻んで味噌とみりんと混ぜるだけという、超簡単レシピ。みりんを混ぜた甘い味噌に、チーズの濃厚なうまみと塩気が非常によく合う。チーズに含まれるグルタミン酸といううまみ成分は、和食にもぴったり。今回はシンプルにごはんにのせてみたが、おにぎりにしても美味しそうだ。

「いろいろきのこのなめたけ」(P.34)


 ごはんのおともとして、常に上位にランクインする人気者、なめたけ。市販のものでも十分美味しいが、様々なきのこを混ぜて手作りすると、風味の良さが数ランクアップする。
今回は、本書にある通り、えのき、なめこ、しいたけをミックスして作ってみた。醤油、みりん、だし汁、砂糖、鷹の爪と一緒に煮詰めるだけなので、案外簡単に作ることができる。

「しいたけのつくだ煮」(P.39)


 しいたけを、醤油、砂糖、みりん、酒で煮込んだこのつくだ煮。しいたけのうまみと、砂糖と醤油の甘辛い味がごはんにぴったり。今回は、これに辛子を加えて、からししいたけにしてみた。からししいたけは、大分県で親しまれている名物料理。ツンとした辛さがアクセントになっている、大人向けのごはんのおとも。お酒との相性も抜群だ。

「青じその韓国風漬け物」(P.60)


 シソの葉を、醤油、砂糖、にんにく、生姜、いり白ごま、粉唐辛子を混ぜたもので漬けた漬け物。本場韓国ではえごまの葉で作るそうだが、本書では手に入りやすいシソの葉を使用している。ピリ辛の奥から香ってくるシソの香りが嬉しい、シソ好きにぜひとも食べてほしい一品。上で紹介した「プロセスチーズ+みそ」とごはんを一緒に巻いて食べても美味しかった。

油みそ(P.69)


 沖縄の定番おとも、油みそ。刻んだ豚バラ肉と生姜、麦みそ、酒、きび砂糖を炒めた、美味しくないわけがない一品。豚肉は刻むのがベストだが、ひき肉でも美味しくできる。今回は、基本の油みそにネギを加えてみた。こってりしているが、生姜とネギが油っぽさを抑えてくれるので箸が進む。多めに作って、ぜひとも冷蔵庫にストックしておきたい。

 どれも何気ない、どこにでも売っている食材ばかりなのに、ひと手間加えるだけでこんなにも美味しいごはんのおともが誕生する。これなら時間がない時でも美味しい手作りにありつけそうだ。また、この『ごはんのおとも ごはんのおいしさを引き立てる、愛すべき名脇役たち。』には、美味しいごはんの炊き方も掲載されている。本書を参考にごはんの美味しさを改めて感じ、おともの幅を広げてみては?

文=月乃雫