劇団ひとり脚本の映画「クレヨンしんちゃん」最新作に、「絶対面白くなる」「胸熱だわ!」と期待の声

マンガ

公開日:2015/11/10


 『クレヨンしんちゃん』の映画最新作「クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃」が、2016年4月16日に公開されることが決定した。同作の脚本は、作家としての顔も持つお笑い芸人・劇団ひとりが担当するとのことで、期待に胸を膨らませるファンは多い。

 高校時代はヤンキーだったという、意外な一面もある劇団ひとり。とは言え、お笑いへの憧れは強く、学生のころはダウンタウン・松本人志の髪型を意識していた。その後、コンビとしてお笑いの活動を始めるも、やがて解散。ピン芸人となり、さまざまなキャラクターを演じ分ける一人芝居風のコントを披露するようになり、人気を博すようになった。

 また、芸人としてだけでなく、2006年には『陰日向に咲く』で小説家デビュー。同作は著名人にも高く評価され、V6・岡田准一らが出演で映画化もされた。さらに2014年、著書『青天の霹靂』を、自身が監督・出演を務めて映画化。同作は主役・大泉洋、ヒロイン・柴崎コウ、主題歌はMr.Childrenの「放たれる」で話題を呼んだ。

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 そんな劇団ひとりが、国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」の新映画に挑む。1993年「アクション仮面VSハイレグ魔王」から始まり、2015年に上映された「オラの引越し物語 サボテン大襲撃」まで、これまでに23作が上映されており、興行収入も毎回10億円を超えるヒット作を、はたして劇団ひとりはどう描くのか。

 楽しみにしているファンは多いようで、劇団ひとり脚本を受け、「これは見たいなぁ!」「ひとりとか胸熱すぎる」「『青天の霹靂』よかっただけに面白そうだ」「多才な人だな、絶対面白くなるだろう」と、期待に胸を膨らませるかのような声が多く上がっている。

 また「このコラボなら、おバカでお下品がいいな。雲黒斎とか大追跡とかの作風好きだったし」「クレヨンしんちゃん版夢幻三剣士を期待、ひとりさん脚本ならもっと人間ドラマ性が強めな話も書いてくれそうだし」と、各々が“しんちゃん×劇団ひとり”の世界観を想像し、「こうあってほしい」という希望を口にするファンも見られる。

 劇団ひとりは、芸能人として脚本を務めるのは初めてというもあり、「ファンも多いから、プレッシャーも大きかった」とした上で、「僕も娘も同じように楽しめるものにしたいな、と思いながら書きました」と、一児の父として映画「クレヨンしんちゃん」について語っている。

 監督であり、共同執筆でもある高橋渉と、約8カ月掛けて書き上げたという劇団ひとり。自身の小説に感動作が多いだけに、ギャグ路線ではなく、「嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲」「嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」といった、大人も泣ける名作に寄せた映画になっているのだろうか。2014年の「クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん」のような、親子で号泣できる映画を期待したい。


■『新クレヨンしんちゃん』4巻
著:臼井儀人&YUスタジオ
価格:556円(+税)
発売日:2015年7月10日(金)
出版社:双葉社


■『青天の霹靂
著:劇団ひとり
価格:1,400円(+税)
発売日:2010年8月25日
出版社:幻冬舎

■『陰日向に咲く
著:劇団ひとり
価格:495円(+税)
発売日:2008年8月7日
出版社:幻冬舎