「胃弱メシ」都内厳選3店はココだ! 胃は弱いけど食に貪欲な人におすすめ!

マンガ

公開日:2015/11/11


『胃弱メシ』(マキゾウ、バーグハンバーグバーグ)

 世の中には数々のグルメ漫画がある。グルメを扱うのだから、それらは当然、食に貪欲な人たちのために描かれてきた。ところが、そんな常識を覆すグルメ漫画が登場した。その名も『胃弱メシ』(マキゾウ、バーグハンバーグバーグ/KADOKAWA)。胃が弱い=“胃弱者”の主人公・伊賀洋太が、胃に優しくて、なおかつ美味しい料理を提供するお店を食べ歩くというストーリー。ここで紹介される料理は、ヘビーで脂っこいものは一つもない。

 胃が弱くてヘビーなものを食べられなかった胃弱者たちも、本書で紹介されている料理なら、安心して食べられること請け合い! 珠玉の胃弱メシを、ここでチラッとご紹介しよう。

「新宿ロールキャベツ編」 新宿アカシア

 アルタビルの裏に佇む「アカシア」。そこで食べられる胃弱メシは、ホワイトソースがたっぷりかかったロールキャベツ定食。つけあわせのご飯とホワイトソースの相性が抜群で、どんどんお箸が進む。トロトロに煮こまれたロールキャベツは胃に負担をかけることなく、すとんとお腹に収まってくれる。ファストフードや肉料理屋が乱立する新宿駅前において、アカシアは数少ない胃弱メシスポットといえるだろう。

 

「半蔵門の中華粥編」 老舎

 半蔵門にある中華料理の老舗『老舎』は、ランチに絶品のお粥定食が楽しめるお店。つけあわせのおかず3品は、野菜炒めや揚げ鶏など、その日によって変わる。おかずはそのまま食べても良し、お粥に混ぜても良し。胃弱者の強い味方であるお粥を、幅広いバリエーションで食べることができるのだ。食後のプーアール茶も含めて、最強の胃弱メシといっても過言ではない。

 

「日本橋のだし定食編」 日本橋だし場 はなれ

 かつお節だし本来の味を提供する「日本橋だし場 はなれ」では、ヘルシーでバランスの取れただし料理を堪能できる。だしをじっくり味わいたいなら、だしスープ膳。お肉やお魚をメインに食べたいなら、一汁三菜膳がオススメだ。胃をじんわり温めてくれるだし料理は、弱った胃を元気づけてくれるに違いない。

 これらのほかにも、各地に点在する胃弱メシを多数紹介。また、自宅で作れる胃に優しいレシピも紹介している。胃が弱いと自覚している人はぜひこの本を読んでみよう。外でもお家でも、胃を労りながら、食事を楽しめるはずだ。

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文=中村未来(清談社)

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