これからの本屋のあり方とは?―現場の視点から語るセミナー開催決定

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/17


 新刊書籍を取り扱う書店が一軒もない「書店空白地域」と呼ばれる市町村の数は332に上る。これは日本全体の市町村の5分の1にあたる―。暗いニュースが多い書店業界だが、全国には熱い思いを胸に様々な工夫と努力で店作りをしている書店員がいる!

 2015年11月18日(水)に発売される『まちの本屋 知を編み 血を継ぎ 地を耕す』は、業界再生のヒントを求めて全国から関係者が訪れる「さわや書店フェザン店」の店長・田口幹人による初の著書。地方都市における本屋の役割、本屋というビジネスのこれからを現場の視点から率直に語っている。

 この度、同書を刊行するポプラ社が、田口幹人と兵庫・「小林書店」の小林由美子、東京・「オリオン書房ノルテ店」の白川浩介を招き、コミュニケーションセミナー「本屋をあきらめない ~これからの本屋について語ろう~」を2015年11月21日(土)に開催する。コーディネーターは、文化通信社の星野渉編集長が担当。

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 ポプラ社はこれまでに、『書店繁盛記』、『紙の本は滅びない』など、「書店」と「文化」を軸に、「本」と「読者」を繋ぎ、考える書籍を刊行してきた。同セミナーでは、「地域の本屋」の役割と現状、厳しい現実とその打開策、本屋というビジネスのこれからが、現場の視点から率直に語られる。

「本屋をあきらめない ~これからの本屋について語ろう~」
日程:2015年11月21日(土)
時間:17:00~18:45(開場16:30)
場所:ポプラ社1階コンベンションホール
住所:東京都新宿区大京町22-1
定員:先着100名
参加費:無料

<申し込み>
メールにて受付(reserve4@poplar.co.jp宛)
件名:【11/21第6回ポプラコミュニケーションセミナー申込み】
(1)名前(ふりがな)(2)職業 (3)連絡先(携帯電話など)を入力の上申し込み。
※書店勤めの方、出版社勤めの方は社名も記入。
⇒詳しくはコチラまで

■『まちの本屋 知を編み 血を継ぎ 地を耕す
著:田口幹人
価格:1,500円(+税)
発売日:2015年11月18日(水)
出版社:ポプラ社

田口幹人(たぐち・みきと
1973年岩手県生まれ。家業の本屋を継いだものの廃業し、現在は岩手県盛岡のさわや書店フェザン店店長。多いときは月に90冊の本を読み、ラジオや書評などで情報発信をしている。