キッチン収納は“利き脳”が決め手! プロ実践、脳タイプ別の片づけ術とは?

生活

公開日:2015/11/14


『ライフオーガナイザーによる心地よい人生を送るための暮らし方 100%リアルキッチン』

 料理にこだわればこだわるほど、片付かなくなるキッチン周り。鍋にフライパン、調味料に保存食、輪ゴムだのレジ袋だのこまごました小物類と、気付かぬうちにごちゃごちゃモノが増えていく。料理は好きだけど片付けが苦手な私にとって、キッチンの整理整頓は夢のまた夢だと思っていた。

しかし、脳の動きに従ってキッチンを使えば、自然と整頓上手になるらしい。そのヒントが、『100%リアルキッチン』(鈴木尚子/KADOKAWA)に隠されている。

本書では、責任編集者の鈴木尚子さんをはじめとするライフオーガナイザーたちがそれぞれのキッチンを写真で見せながら、収納の工夫やアイデアを紹介。「ライフオーガナイズ」とは、米国のプロオーガナイザーが実践する片付けの手法を日本人向けに体系化したもの。小手先の収納テクニックではなく、「どのように暮らしたい?」「家族とどんな関係を築きたい?」と自分にとって心地よい暮らし方を見極めることで、自然とラクな収納方法が見つかるという。

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「ライフオーガナイズ」の片付け方法で特徴的なのが、“利き脳”を参考にしていること。利き手と同じように脳にも得意分野があり、直感的な右脳タイプの人は「好き、嫌い」という感覚で、文字情報や数字を処理するのが得意な左脳タイプの人は使用頻度や合理性で判断すると、分類作業がはかどるんだとか。

たとえば片付けの場合、
・モノを見つけるときなどの「インプット」
・モノを収納スペースに戻すなどの「アウトプット」

この2つのタイミングで、右脳と左脳のどちらが優位に働いているかが、スムーズな収納法のカギなのだそう。

利き脳はどっち?
指を組んだ時に親指が下になる方が情報を「インプット」するときの利き脳、腕を組んだときに下になる方が「アウトプット」するときの利き脳だ。

 本書で紹介されている収納例も、ライフオーガナイザーひとりひとりの利き脳をもとに作られている。例えば、ライフオーガナイザーの高山さんは、アウトプットが左脳優位のため、パントリーすべてにラベルを張り、お菓子のボックスには数字のラベルを使って、1=食べかけ、2=新しいもの、3=大人のおつまみと分けて、文字情報に則した整頓法を実践。しかし、ケースの中身はざっくり収納でOKと決めているのは、インプットは右脳優位とわかっているから。このように、自分の利き脳はどちらか、そしてどうすればラクに整理整頓できるか突き詰めれば、美しいキッチン空間が自然と作れそうだ。

 さらに本書では、ライフオーガナイザーたちが日々実践しているポイント別の収納も伝授。賃貸でキッチンの改造が難しい人は、これらの小ワザが参考になるはず。

「コンロ下」はファイルボックス収納

 たとえば、インプットもアウトプットも「左脳」優位の場合、コンロ下に鍋と調味料をよく使うものだけ厳選して収納。ここで活躍するのが、無印良品のファイルボックス。鍋やフライパンを立ててしまうことで取り出しやすくしている。大きな鍋はワイドタイプのファイルボックスを使って定位置を決めているのもポイント!

「キッチンツール」は色別に

 たとえば、インプットが「右脳」優位の場合は、感覚と見た目を重視する。数が増えがちのキッチンツールは、テーマカラー(ホワイト、シルバー、ブラック、ウッド)を意識して、色別で引き戸に収納。「○○はブラック」というように色で覚えているから取り出すときもスムーズだ。

 ライフオーガナイザーたちのアドバイスはどれも実践的。利き脳を見極めて、自分のライフスタイルに合った美しいキッチンを手に入れよう!

文=松本まりあ