常に話題の『おそ松さん』、他も不作ではない『ハイキュー』『ファフナー』『鉄血のオルフェンズ』など【アニメコンテンツ偏差値ランキング】

マンガ

公開日:2015/11/16

 本記事では、11月2日(月)〜11月8日(日)のツイート数から1週間単位のコンテンツ偏差値を指標として算出、ランキング上位10位を発表する。

11月2日(月)〜11月8日(日)

順位:タイトル その週の偏差値(前週比較の増減)
1位:おそ松さん 92.58(+0.46)
2位:ハイキュー!!セカンドシーズン 53.68(-1.41)
3位:ワンパンマン 52.69(+1.71)
4位:ご注文はうさぎですか?? 50.72(-2.51)
5位:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 48.64(-0.70)
6位:ノラガミ ARAGOTO 48.53(-0.02)
7位:スタミュ 47.75(+0.04)
8位:蒼穹のファフナー EXODUS 47.67(+0.11)
9位:ゆるゆり さん☆ハイ! 47.65(-1.17)
10位:DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD 46.77(+0.68)

    偏差値ランキング
    11月2日(月)〜11月8日(日)のコンテンツ偏差値1日推移グラフ
    ※『おそ松さん』以外のタイトルの分布範囲を強調してある。

 グラフをご覧いただく際に注意いただきたい。上記グラフは『おそ松さん』以外、2位以下が分布する範囲が見やすくなるよう強調したもので、『おそ松さん』はグラフの範囲外となっている。殿堂入り、なんてものは特に決めていないが、とりあえずそういう扱いにさせていただいた。

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 なぜこんなグラフにしたかというと、まずは前回の記事を読んでいただければ概ねお察しいただけるはず。『おそ松さん』が突出しすぎていて、他作品と同じ範囲のグラフで表示するのが困難になってしまったためだ。実際、『おそ松さん』は今回も1作品だけ高い位置を横ばい推移していて、曜日や他作品の盛り上がりなどの影響もほとんど受けておらず、恐ろしく「強い」。常にあらゆる話題の上位レイヤーに存在しているような状況だ。

 その『おそ松さん』が今回も圧倒的な差を維持して1位。ツイート数にして249,939ツイート、前回の193,084ツイートからさらに増えた。集計開始からずっと上昇し続けており、他ジャンルを含めても過去最高の数字を更新し続けている。

 作品が相変わらず面白く、事ここに至っては雪だるま式にファンが増えていっている状況だと思われるが、それ以外にも毎週何かしらの話題があることも大きいだろう。例えば今回の集計期間中は、11月5日にBD/DVDにおける第1話未収録の決定、いわゆる「幻の1話」の件が発表となり、とても大きな反響を呼んだ。記者が知る限りではまず見たことのない対応だと思ったが、おそらくファンの方にとってもそうであっただろう。

 さて、2位『ハイキュー!!セカンドシーズン』など、他の作品についてだが、グラフの形はどの作品も概ね同じ形をしているように見える。主に金曜深夜から日曜深夜に上昇しているが、これは、そもそも学校や仕事がなく自由な時間が増える休日にはツイート自体が増加することもあるだろうし、アニメに関しては録画を消化するタイミングでもある。もちろん深夜のリアルタイム視聴も増えて実況や感想の投稿も盛り上がるだろう。これらのことが影響していると考えれば不自然ではない。かくいう記者もそうやって週末を過ごす一人。

 逆にいえば、タイミングが良いという条件以外での盛り上がりがあまり見られない。例えばコミックのランキングであれば最新刊の発売がそうであるように、アニメでは最新話の放映というのはやはり話題として最も「強い」のだろうが、それ以外に関しては『おそ松さん』の話題に毎日すっかり上書きされてしまっているのだろう。

 『ハイキュー』、『鉄血のオルフェンズ』、『ごちうさ』などは放送前から話題に上っていたタイトルでもあるし、『ワンパンマン』のような新しい作品もアニメのクオリティは高く、ランキングをみても決して人気がないわけではない。

 記者としては『蒼穹のファフナー EXODUS』は10年ぶりのテレビシリーズ続編としてとても期待していたし、毎週号泣するほど楽しんでいる。1期のBDBOXが再販されるようなので、それも購入しようかと考えているほど。11月11日にはangelaが歌う主題歌『DEAD OR ALIVE』も発売になった。おもしろいアニメで主題歌もかっこいいので、未視聴の方もぜひ観てほしい。

 決して『おそ松さん』以外が不作というわけではないはずだ。アニメファン諸氏には釈迦に説法だろうが、巷の『おそ松さん』人気にも気圧されることなく、自分の好きなアニメを存分に楽しみ、推していこう。

文=コミュコム編集部 羽

集計対象:タイトルを含むツイートより算出
集計期間:11/2 AM4:00 〜 11/8 AM3:59
集計範囲:角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
※本ランキング結果は2015/4/1に発表した「Twitterのトレンド視覚化技術」を利用しています。
本技術に関するリリース「次世代エンタテインメントガイドに向けた Twitterのトレンド視覚化技術を発表」

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