“モヤモヤ不快”を解消!“自信ホルモン”が3分で湧き出る「ウルトラ深呼吸」

健康・美容

2015/12/2


『ウルトラ深呼吸で体が変わる!』(小学館)

 先日長野で開催された「NHK杯国際フィギュアスケート」。羽生結弦選手がSP、フリーとも圧巻の演技で世界最高得点を更新。脅威の322.40点をたたきだした。
そんな羽生選手よりイケメンとにわかに囁かれるのが無良崇人選手だ。本大会で、パーソナルベストを更新し3位入賞を果たす好成績を残した。その無良選手の影の立役者のひとりが、専属トレーナーの小関伸哉氏だ。小関氏は、全国に57店舗を構え、リラクゼーション、接骨院などを展開する「ベアハグ」の役員でもあり、これまでに3万人を施術、第一線で活躍するスポーツ選手や著名人からの信頼のある人物。11月10日には、自身初となる著書『ウルトラ深呼吸で体が変わる!』(小学館)が発売された。

 小関氏は、体と心の不調の原因は“息の浅さ”と指摘する。呼吸が浅いと血行不良による便秘や冷え、むくみ、女性の場合は生理不順を招くこともあるという。また、呼吸を浅くしてしまう「姿勢の悪さ(猫背など)」にも言及。姿勢が悪いと骨格がゆがみ内臓が悪化したり、胸郭が狭まって固くなり、横隔膜の動きが悪くなることで肺の機能を低下させる可能性も。

 朝起きたら “なんとなく不調”。溜まったストレスは会社帰りの一杯で解消。セルフケアする余力もなくそのまま就寝。ストレスを事前ケアせず、溜まってから発散するという悪循環こそストレスの大きな要因になっているのだ。
ただ、なかなかライフスタイルを変えられないのが忙しい現代人。そこで、体と心にスイッチを入れる手立てになるのが、「ウルトラ深呼吸」なのだ。

 そもそも「深呼吸」をすると、なぜ心までスッキリするのか?

 小関氏によれば、「心」の中は心理的な作用より「形」や「行い」が大きく影響するという。人付き合いが下手だったという小関氏は、「心」と「行い」を切り分けることでそれを克服したんだとか。たとえば、悲しいことが起こった人でも、顔をあげ胸を張って歩いてさえいれば、他の人からは元気そうにみえる。つまり、人は心の中の状態より、その人の外見や見た目で判断する。そして本人にとって、「よい形」や「好ましい行動」をとることが「心」に作用するというわけだ。
 深呼吸という「行い」に、ポーズという「形」をプラスした「ウルトラ深呼吸」が心のあり方を変えてくれるのは言うまでもない。

★ストレス社会を生き抜く、「基本体」をつくるためのステップ

【その1】まずは、基本のウルトラポーズ。ポイントをしっかりつかもう
ポイントは、「足」「舌」「指」の位置。体全体に力が分散されるように、足を肩幅に開き、足先は体の正面に対して垂直に立つ。舌先は上の歯の裏側につけ、起動が開いてより多くの息が吸えるようにする。指は、軽く内側に曲げる古武術を応用した指の形で肩の力が自然にぬけてゆるむ。


①お腹を凹ませながら自分のリズムで8拍かけて鼻から息を吐く
②胸を意識しながら自分のリズムで4拍かけて鼻から息を吸う
③吸い込みきったら4拍止める
④お腹を凹ませながら自分のリズムで8拍かけて鼻から息を拍く
※①~④を10回(1セット)行うだけ!

【その2】心の状態は「姿勢」で決まる! “自信ホルモン”が湧き出る「ウルトラ深呼吸」
ラクな格好を求めるとついつい悪い姿勢になりがち。たが、心の状態は「姿勢」できまるといっても過言ではない。スーパーマンのように胸を張って腰に手を当てるポーズをとれば、自信のもとになる“テストステロン”の値が20%も上昇、ストレスホルモン・コルチゾールの値は25%低下するという驚きの結果がアメリカの社会心理学者エイミー・ガディ氏の実験による科学的根拠によって証明されている。

【その3】脳はだまされやすい! 笑顔をつくると幸せホルモンが放出!
口角を上げて笑顔を作ると、脳は「楽しいからだ」と判断するほど、脳を支配する神経は、だまされやすいそうだ。楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる。人間は「行動や形」に影響されるのだ。本書では、幸せ物質“セロトニン”が放出される「笑顔体操」の5つのポイントから、実践方法が詳しく説明されている。写真つきなので楽しく気分転換できる。

 そして、「ストレス」はあるかどうかのチェックだけを行ってもほとんど意味のないもの。溜まってから発散しようと考えず、事前ケアが最も重要! 今年12月から従業員50人以上の企業は職場でのストレスチェックの実施が義務化される。海外でも、Googleやインテルなどの米大手企業では、“社員の心を整えるスキル”として、呼吸やメディテーション(瞑想)を取り入れた、心理学的治療のひとつ「マインドフルネス」が注目されているという。

 自分の身を守れるのは自分しかいない。普段のセルフケアや予防知識を持つことがマストの時代。「ウルトラ呼吸法」をぜひルーティン化して「心」と「体」の変化を実感してみてほしい!