「視聴決定！」アニメ「僕だけがいない街」土屋太鳳＆満島真之介W主演にファンの反応は？

　2016年1月7日（木）より、フジテレビ「ノイタミナ」で放送されるTVアニメ「僕だけがいない街」の出演キャストが発表された。原作は「このマンガがすごい！」オトコ編2年連続ランクイン、「マンガ大賞2015」第4位となっている作品。告知CMの出来栄え、出演キャストなどを踏まえ、今回のアニメ化に期待を寄せる原作ファンは多い。

　原作は三部（さんべ）けい。三部けいのほか、瓦敬助（かわた けいのすけ）名義で執筆活動をする漫画家だ（数作品は三部敬名義）。三部けいでは、人間を異形の怪物に変えてしまう伝染病（奇病）・カミヤドリが蔓延するシティを舞台に、巨大な“鋏”で怪物を狩る男・ジラルドのゴシックパンクアクション『カミヤドリ』を描き、瓦敬助名義では、昭和の木造校舎が懐かしい某高校を舞台に、健康男子・瓦くんとクラスメイトの無防備油断娘・菜々子さんが織り成す笑いあり、ラッキースケベありの日常系漫画『菜々子さん的な日常』を描くなど、名義によって作風を変えているようだ。

　山田悠介原作の『パズル』や、“登ってはいけない階段”“書き殴られた悲痛の叫び”など、知られてはいけない秘密がある、家庭に問題のある子どもたちを引き取る施設・鬼燈学園を舞台にした『鬼燈の島 -ホオズキノシマ-』のように、三部けい名義で描かれる作品はミステリー、サスペンス要素が強い。2012年から『ヤングエース』で連載する『僕だけがいない街』もまたしかりだ。

　ピザ屋の配達バイトで日々の生計を立てる漫画家志望・藤沼悟が主人公の『僕だけがいない街』。漫画家のほうではパッとしない悟だが、“再上映（リバイバル）”という、悪いことが起きる前に戻れる不思議な力を持つ。しかし、意図して使うことはできず、どちらかと言えば突然起こる再上映を迷惑に感じている。そんな毎日を過ごす中、突然母・佐和子が殺され、その容疑者となってしまった悟。これを機に、幼少期と現在を行き来するようになり、“幼少期”ではクラスメイト・雛月加代を殺した犯人を追い、“現在”では母親殺しの犯人にされ、逃げながら真犯人を追うという物語に発展していく。

　「『イトイさん、おもしろそうだから』とすすめてくれた知人に感謝」（糸井重里）など、著名人にもファンを持つ『僕だけがいない街』は、2016年3月に藤原竜也主演で実写映画化も決まっている。そして、実写映画を前に1月からTVアニメがスタート。アニメ版の悟は、“現在”をソフトバンクのCMで貧乏になったおぼっちゃまくん役を演じる満島真之介、“幼少期”をTVドラマ「下町ロケット」で阿部寛演じる主人公の娘役を演じる土屋太鳳が、それぞれ演じる。ほか、雛月役には悠木碧、母・佐和子役に高山みなみなど、豪華声優陣が、主人公を演じる俳優ふたりをサポートするかたちをとった。監督も「ソードアート・オンライン」「銀の匙 Silver Spoon」といったアニメを成功させてきた伊藤智彦であるだけに期待も高まる。

　ファンからも「観ねば」「作画気になるけど楽しみです！ ありがとう！」「原作がとてもおもしろいので、すごく楽しみにしてます！」「あと約1カ月。すげー楽しみなんですけど！」「うわ、おもしろそう。早くも視聴決定！」などシンプルな声や、「てか音楽、梶浦由記！？」「梶浦ってだけで雰囲気出るな」と、「機動戦士ガンダムSEED」「魔法少女まどか☆マギカ」といった多くの作品に携わってきた梶浦由記に興奮する声も。

　また、「俳優さんが、アニメのアテレコするのは当たり前だと思ってます。芸人もいいと思う。素敵な声の持ち主は多い」「声優と呼ばれる大御所の方たちだって、元は舞台や映画出演の俳優さん。なので、俳優さんや芸人さんが声を担当する事自体は問題なし」「声優本業じゃない人？でもなかなか合ってると思う、というかしっくりきてます。楽しみが半端じゃないです！」など、声優としての満島＆土屋にエールを送る声も多い。中には「満島お姉ちゃんのピョン吉は結構ピッタリで驚いた。観てみないとわからないもんだよね」と、満島の姉・満島ひかりのTVドラマ「ど根性ガエル」での奮闘振りを例に挙げる人も。

　12月には最新刊7巻が発売予定となっている『僕だけがいない街』。アニメ、実写映画が迫る今、原作もぜひ読んでおきたい。

■アニメ「僕だけがいない街」
日時：2016年1月7日（木） 毎週木曜24：55～
放送局：フジテレビ「ノイタミナ」ほか
原作：三部けい
監督：伊藤智彦
シリーズ構成：岸本卓
キャラクターデザイン：佐々木啓悟
出演：満島真之介/土屋太鳳/赤﨑千夏/悠木碧/高山みなみ など
アニメーション制作：A-1 Pictures
⇒アニメ「僕だけがいない街」公式サイト

■『僕だけがいない街』7巻
著：三部けい
価格：626円（税込）
発売日：2015年12月22日（火）
出版社：KADOKAWA