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第11回「深イイゴシップ」/森田哲矢(さらば青春の光)連載

森田哲矢(さらば青春の光)「煙だけでいい…… あとはオレが火を起こす!」

今年も残すところあと2週間ほどになりました。
今年の2月からダ・ヴィンチさんに声をかけていただいて始まったこの連載がまさかここまで続くとは思いもしませんでした。自分の人生の中でここまでゴシップにまみれた一年はなかったと思います。
底辺の飲み会でゴシップを漁り、共演した方々やスタッフさんからゴシップをなんとか聞き出し、時に危険な目に遭いながらも死に物狂いでゴシップを掴んだ一年でした。ゴシップが貰えるなら土下座の一つや二つ喜んでやる、そんな一年でした。
そういう意味では2015年はゴシップ豊作の年だったのかもしれませんね。それもこれも芸能人の方々やアスリートの方々のおかげだということをしっかりと噛み締めて今月もペンを執ります。

さて、連載当初から色んな汚いゴシップを扱ってきました。枕営業から始まり、芸能界デリヘル、ドラッグ、スカトロなど、ありとあらゆる汚いゴシップを網羅してきたこのコラムですが、この辺で読者の皆様に僕のゴシップの幅を見せたいと思います。僕は何も汚いゴシップだけを扱ってるんじゃないんだぞと。たまにはこんな心温まるゴシップも伝えられるんだぞというところをお見せします。
というわけで今回のゴシップはズバリ、
『いい話』です。
芸能界という汚く醜い世界に咲く一輪の花。そんなゴシップを皆様にお届けして、僕の引き出しの多さを実感していただこうと思います。

まず最初のいい話は、少し前に週刊誌で交際を報じられた超イケメン俳優とトップアイドル。
そのアイドルは母親と二人暮らしをしていたのだが、よくその家にイケメン俳優が訪れ、母親がいない隙を見計らってはSEXを重ねていた。正直、母親はその俳優のことを、悪い噂もチラホラ聞くし、イケメンであるが故のプライドの高さなども含め、娘にとってあまり良くない存在だなと思っていた。
そんなある日、仕事終わりにレストランで二人でご飯を食べている時、アイドルが「最近飼ってる犬の体調が悪いの」と言い出した。アイドルは凄く不安そうにしているが、俳優はどうしてあげることもできず微妙な空気のまま時間だけが過ぎた。食事を済ませ、重たい足取りで店を出ようとしたとき、家にいる母親から「犬の体調が戻った」というメールが届いた。アイドルは喜び原因は何だったのかと聞くと、犬がコンドームを吐きだした写メールが送られてきた。恐らくアイドルの部屋のゴミ箱を漁ってたら誤って食べてしまったのだろう。
二人はその写真を見て苦笑しながらも安堵した。そしてメールの最後に「大事な娘の為にちゃんと避妊してくれてありがとう。って彼に伝えといてm(_ _)m」という一文が添えられていた。

なんていいゴシップなのでしょうか。僕は最初この話を聞いた時に涙腺が崩壊したのを今でも覚えています。動物ものはやっぱり泣けますね。そして普段女性を取っ替え引っ替えしてるというゴシップをよく耳にするイケメン俳優も実はしっかり避妊をするというギャップもたまらないですね。売れてる俳優というのは何でも許されると勘違いしてすぐに快楽に走りがちですが彼はけしてそうではない。僕の中でこの俳優の好感度がものすごく上がりました。

何と言っても一番の肝は不滅の親子愛。国民的トップアイドルである前に自分の娘なんだという母親の母親としての愛の強さを見せつけられた本当にいい話だと思います。

次のいいゴシップは、九州の一見さんお断りの高級風俗店に超大人気男性アイドルグループが全員で来た話。
その風俗店も最初メンバー全員で来たことにビックリしたが、こんな嬉しいことはないということで、店を急遽貸し切りにし、その日出勤してる全ての女の子を入れ替わり立ち替わりであてがいました。するとそのアイドルグループは自分たちについてくれた女の子全員に「今日はありがとうね」と言い各々に10万円ずつを渡し颯爽と帰っていったという。

これは本当にかっこいいゴシップですね。ツアー中の打ち上げのノリか何かで全員で行こうということになったのでしょう。誰もが知ってる超大人気グループともなればなかなか大っぴらに遊ぶことも難しい。そんな日頃の鬱憤を晴らすかのような大豪遊。そしてやはりアイドルとしてスキャンダルは御法度ということで一人10万円という無言の口止め料を渡す。店も女の子もその心意気に感動してけして外に漏らすことはない。
「嘘つけ! そんなアイドルグループがメンバー全員で来るわけないだろ! お前は嘘をつくことにもはや何の抵抗もないのか!?」と言う声が聞こえてきそうですね。
しかしこれは間違いなく事実です。僕が九州に行った際、現地のスタッフさんにその店に連れてってもらった時、僕についた女の子がまさにそのグループから10万円貰った子で、その子が嬉々として僕に喋ってきたので間違いなくこの話は、本当なんです。

最後のいいゴシップは映画界から。
とある音楽を扱った映画の撮影中のこと。
その映画には俳優の他にもリアリティを持たす為に本当のプロのミュージシャン達も多く出演していて、そのミュージシャン達にも割と多くの台詞が割り振られていた。しかし、普段と勝手が違うからか、そのミュージシャン達は台詞が全然覚えられなくてNGを連発していた。その為撮影スケジュールはかなり押して現場はかなりピリピリとした雰囲気が漂っていた。そしてもうこれ以上押すと大変なことになるという段階まで来た時に、ミュージシャン達が監督のところに来てこう言った。

「すいません、ちょっと”キメて”きていいすか?」

監督は、予想だにしないその言葉に唖然として何も言えなかった。
しかし数十分後に撮影に戻ってきたミュージシャン達は、撮影が再開するなり、あんなに覚えてなかった台詞をすらすらと喋り、そこからはそれまでの体たらくっぷりが嘘だったかのようにほとんどNGなし。撮影は見事予定の期日内にクランクアップを迎えた。

この話を聞いて、僕は自分のプロ意識の低さに自己嫌悪をおぼえるほど驚嘆しました。やはりその道で飯を食ってる人間達のプロ意識の高さは半端ではないなと、心の底から感心させられました。
自分もコントの台詞を覚えられなくて、相方をイライラさせることが多々あります。実際に本番で台詞を飛ばしたことも何回もあります。今思うと、本番前に”キメて”おけばそんなことにはならなかった筈なのに。なぜそんな簡単なことが出来なかったのか? そんな甘い自分に本当に腹が立ちます。キングオブコントという大会の決勝戦に毎年出させていただいていますが、もし初年度から”キメて”出場していたら、もっと違った芸能生活を過ごしていたと思います。今のようなクソ狭いワンルームに住んでいることもなかったと確信しています。

今回はいつもと少しテイストの違う話ばかりで、いつもこのコラムを読んでくれている方々は少し違和感を感じたかもしれませんが、たまにはこういう心温まるゴシップもいいのではないでしょうか?
僕的にはこういう幅を見せることで、また一歩書籍化に近づいたなと、〆切ギリギリの今、クソ狭いワンルームで”キメ”ながらそう考えてる次第です。



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