「あぁぁぁ! あの愛らしい6つ子を誌面でも眺められるなんて!」『おそ松さん』マンガ化決定にファン大興奮!

マンガ

公開日:2015/12/20


 2015年10月よりスタートし、2016年1月からは第2クールの放送も決まっているTVアニメ「おそ松さん」のマンガ化が決定した。1月15日(金)に発売される女性向け月刊マンガ誌『YOU』2016年2月号より連載開始となる。同誌1月号には予告マンガも掲載されており、それを読んだファンは「ばんざい!」と大喜びだ。

おそ松さん・メインビジュアル
(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

 ギャグ漫画の王様・赤塚不二夫氏が、1962年より『少年サンデー』で連載を始めた『おそ松くん』。がめつい長男・おそ松を筆頭に、カラッとさっぱりした次男・カラ松、チョロチョロすばしっこい三男・チョロ松、1番真面目で意志が強い四男・一松、気は優しいが1番口うるさい五男・十四松(じゅうしまつ)、甘えん坊の末っ子・トド松といった6つ子たちの、ハチャメチャな生活が描かれ、マンガ&TVアニメ共に人気を博した。なお、「シェー!!」「だよーん」など、いまだ耳にする説明不要のギャグが生まれたのも同作から。

 TVアニメ「おそ松さん」は赤塚氏生誕80周年記念作品で、『銀魂』のアニメ版も手がける藤田陽一が監修を務める、大人になった『おそ松くん』の物語。本来の赤塚ワールドに、藤田流のパロディやギャグがふんだんに加わった「おそ松さん」は、初回から「うたの☆プリンスさまっ♪」「ラブライブ!」などの人気作のパロディネタを盛り込み、いい意味で「大丈夫か?」「くだらなすぎる!」とアニメファンを騒然とさせた。結果的に第1話は、Blu-ray/DVDパッケージ第1松(巻)に未収録となり、伝説的な回に…。ただ、それすらもネタとして受け入れられるほど、話題沸騰中。

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 また、キャストが魅力的で、特に女性からの強い支持を集めている。寂しがり屋で甘えん坊、お金に目がないおそ松を櫻井孝宏、ナルシストを通り越してサイコパスなカラ松を中村悠一、「ケツ毛燃える」でお馴染みのチョロ松を神谷浩史、重度の中二病・一松を福山潤、ハイテンションで明るいおバカ・十四松を小野大輔、甘え上手な上に世渡り上手で腹黒いトド松を入野自由。これらの豪華人気声優が演じることはもちろん、いい歳した大人なのにニートであるにも関わらず、なぜか憎めない6つ子に「養ってあげたい!」と、母性がくすぐられるようだ。ちなみに、ファンそれぞれに“推しメン”ならぬ“推し松”がいたりする。

 その「おそ松さん」を、『恋する晩ごはん』などで知られるシタラマサコ・作画、おそ松さん製作委員会・監修でマンガ化。この朗報に全国のファンからは、「『おそ松さん』の漫画ついにきたぁぁぁ!」「速攻で『YOU』買った。『おそ松さん』ほんとに漫画化するんだってなんか感動した」「あぁぁぁ! あの愛らしい6つ子を誌面でも眺められるなんて!」「やっぱり出るのか漫画版! ううっく、月刊誌。続きが待ち遠しくて毎回悶えるパターンだな」「ま、またこの6つ子達に貢いでしまう。いや、養うためだ」と、熱狂的な声が上がっている。

 また、「漫画版『おそ松さん』、『ギャルジャポン』のシタラ先生なのか! き、気になる」「シタラ先生が描くとか、もう期待しかない!」「忙しいとは思うけど、先生の『おそ松さん』めちゃくちゃ楽しみにしてます!」と、シタラ作品を踏まえ期待する声も。

 さらに、かつて赤塚氏が『ビッグコミック』で、25年後の6つ子「大人になったおそ松くん」を描いていたこともあり、往年の赤塚ファンからの「またマンガで見られるとは驚いた」「ちょうど間の6つ子たちを見られるのか、なんかいいな」「ま、まだおそ松とカラ松に髪の毛があるだと!?」「懐かしいな…また漫画として戻ってきてくれるのは赤塚ファンとしても嬉しいわ」といった声も見られる。

 どのようになるのか想像もつかないマンガ版「おそ松さん」。ただ、クズ法師が主役のパラレル西遊記『東遊記』が、「カフェで読むのは苦行。吹き出すのを堪えるのが大変だった」と読者から高く評価されるなど、ギャグに定評があるシタラが描くのであれば、安心して読めそうだ。赤塚氏の『おそ松くん』に匹敵するくらい、後世に語り継がれるマンガとなることを期待したい。


■『YOU』2016年1月号
価格:550円(税込)
発売日:2015年12月15日(火)
出版社:集英社