子どものアトピー・ADHDをきっかけに料理嫌いバブルOLがド根性母ちゃんに変身!

食・料理

公開日:2015/12/28


 バブルOLからど根性母ちゃんになった、人気料理家・宮川順子の涙と笑いのレシピエッセイ『料理嫌いだった私が「365日×15年」毎日台所に立ち続けた理由』が、2015年12月16日(水)に発売された。

 バブル時代を謳歌し、家事なんて興味もなく、以前は料理が大嫌いだったという宮川。手作り料理を始めたのは、子どものアトピーやADHD(多動性障害)がきっかけ。効果的な治療法がなく、さらには外食や添加物の入ったものを食べると発疹が出るため、どうにかしようと始めたのが、すべてを手作りすることだった。

    基本の手作りドレッシング

 子どもがいじめられて帰ってきた日はお菓子を作り(簡単にできる)、自宅の手作りパーティで大騒ぎ(福井在住時は、セレブ主婦たちと友情を育み)、高校生になったらお弁当が大人気で、息子の友達たちのために、大量のから揚げ弁当を持たせ(ピーマン弁当は必食!)、気がつけば子どもは元気に大学まで卒業。経験を活かして料理教室を開いたら、あれよあれよという間に大人気になり、今や「味育」教育の第一人者に。

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    長男の大好物「ピーマン弁当」
    炊飯器で作る「自家製ロースハム」

 宮川が人気料理家になるまでの15年間を綴った同書。美味しいレシピだけでなく、手作り料理を続けるコツや、育児の経験、さらには長男から母へのメッセージなど、なぜか笑えてホロっとくるレシピエッセイだ。

<主な内容>
・はじめに
・家庭料理の一番のコツは「頑張らない」
・無添加100%を可能にする考え方
・調理は「煮る」と「焼く」ができればいい
・学校に呼び出された日々
・料理は「献立」が8割、「おいしい」は2割
・毎日のことだから飽きない工夫
・子供がよそで迷惑をかけない工夫
・手作り料理を助ける道具
・元気がない日はお菓子を焼いて
・鶏のから揚げがつないだ友情
・料理家を志す
・料理で「アトピー」「ADHD」は改善する
・やっぱり家庭料理は愛情です
・あとがき…
・長男・佑太郎から、母へのメッセージ

■『料理嫌いだった私が「365日×15年」毎日台所に立ち続けた理由
著:宮川順子
価格:1,512円(税込)
発売日:2015年12月16日(水)
仕様:四六判/213ページ
発売・発行:ぴあ


宮川順子
1957年福岡県生まれ。「MIIKU(社)日本味育協会」代表。長男のアレルギーを機に、親子共々の「食の重要性」を実感。実家の料理屋での記憶や友人シェフのアドバイスで、オーガニック食品による無添加手作りを実践。子供2人の子育てが一段落後、自分の体験をもとに添加物のない、簡単でおいしい家庭料理のための教室をスタート。各種資格を取得後、現在は「心と体に美味しい食卓」の周知拡大を目指し、料理教室を主宰すると共に、食業界のプロや一般に向けて、広く味覚教育講師や資格試験講師、商品開発のアドバイザーなども務めている。