【ダ・ヴィンチ2016年2月号】「『昭和元禄落語心中』落語に惚れて」特集番外編

特集番外編1

更新日:2016/1/8

【ダ・ヴィンチ2016年2月号】「『昭和元禄落語心中』落語に惚れて」特集番外編

興味はあるけど手が出せずにいた方、いまが落語入門の好機ですよ!

編集H

 昨年末のTBSの年末ドラマスペシャルで、落語家の立川談春が、師匠・立川談志と過ごした日々を綴った『赤めだか』が放映されました。私もこちらのドラマは拝見したのですが、とても素晴らしかったですね! 不世出の天才落語家・立川談志のことは、落語に詳しくない人でもご存じではないかと思います。その談志と弟子たちの師弟愛のドラマ。落語の魅力というのは、噺だけじゃなくて、師弟、兄弟の人間ドラマにもあるのです。

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 さて、昨年末の『赤めだか』に続きまして、この1月8日には、雲田はるこさんの人気落語マンガ『昭和元禄落語心中』のアニメがスタートします。本作も、昭和の落語界における、師弟、兄弟弟子の人間ドラマを描いております。それこそ、この作品をきっかけに落語に興味を持ったマンガ好きも多いのでは?

 ということで、今回の特集では、マンガ『昭和元禄落語心中』を入口にしつつ、いま注目の落語家にも注目する落語特集を企画いたしました。

 今回、トビラは、雲田はるこさんに二ツ目時代の菊比古と助六を描いていただきました。こちら、本当に美しいです! 高座に二人がこのような形で上がっている絵は初めてとのことなので、ぜひじっくりご覧ください。

 そして、本特集の目玉は、若手真打の注目株である春風亭一之輔さんと彼の師匠・春風亭一朝さんによる師弟対談です。師弟対談というと、気恥ずかしいということで断られてしまうかしらと思ったのですが、お二人とも快く応じてくださいました。厳しい芸の世界で、お互いを信頼し合っているお二人の関係性はとても素敵で、憧れます。

 お二人のほかにも注目すべき、師弟や兄弟、ライバル関係など、注目すべき落語家の方々のエピソードを、今回、落語マニアのお三方に語っていただきました。渋谷らくごのキュレーターもつとめるお笑い芸人のサンキュータツオさんを筆頭に、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん、ライターの杉江松恋さんにそれぞれにおすすめの落語家さんとそのエピソードを語っていただいております。

 そのほか、注目の講談界のホープ・神田松之丞さん、女流落語家・立川こはるさん、新作落語を得意とする昔昔亭A太郎さん、太神楽の鏡味味千代さんの4人による二ツ目座談会、『どうやく息子』で人気のマンガ家・尾瀬あきらさんによる落語入門マンガ、1月16日に松山ケンイチ主演で映画公開される『の・ようなもの のようなもの』のスピンオフ小説、女優&モデルとして活躍中の内田理央と行く新宿末廣亭、演芸専門誌『東京かわら版』おすすめの寄席&落語入門ブックガイドなど、盛りだくさんです!

 最後に、アニメ『昭和元禄落語心中』で与太郎を演じている関智一さんが、ダ・ヴィンチのために、新規収録で落語「出来心」と オリジナルメッセージをくださいました! 1カ月の期間限定無料配信なので、ぜひご視聴くださいませ!!

★与太郎の落語「出来心」(一部)&オリジナルメッセージはこちら

※なお、音声を聴くためには、パスワードが必要です。
パスワードは、ダ・ヴィンチ本誌2月号(1/6発売)「落語に惚れて特集」43ページ内、関智一さんインタビューページに掲載しております。本誌とWEB、どちらもあわせてお楽しみいただければと思います。