3年前に書かれた乃木坂46・高山一実さんの初短編小説『キャリーオーバー』

文芸・カルチャー

2018/12/4

キャリーオーバー 高山一実  僕は幼い頃、いじめに遭っていた。 “家が貧乏”という至って単純な理由だったが、原因がわかっていても改善のしようがないのが辛い所だ。例えば僕の服にはバリエーションがない。家に三着しかないプリントがはげ、色あせたトレーナーを何年着ただろう。  学校行事のクリスマス会で、千円程の予算でプレゼン... 続きを読む