正月太りが1週間で-2kg!? 本当に効いた「MEC食ダイエット」

生活

公開日:2016/1/7


『肉・卵・チーズのMEC食でダイエット』(渡辺信幸:監修、MEC食推進委員会:編集/宝島社)
『肉・卵・チーズのMEC食でダイエット』(渡辺信幸:監修、MEC食推進委員会:編集/宝島社)

 「おいしいものは脂肪と糖でできている」という広告を見かけるたび、激しく首を縦に振る今日この頃。特に正月は、お酒におもちにと炭水化物のオンパレードなうえに、実家でだらだら過ごす日々が続くからブクブク太る一方だ。

 食べ過ぎには、いま流行りの糖質オフダイエットが効果テキメンと分かっているけれど、脂肪も糖質もおいしいんだから長続きできるわけがない。そもそも、最初から我慢できる人だったら太ってないんだってば! やり場のない怒りとぜい肉を抱える中、正月太りもすっきり解消できるダイエットの噂を耳にした。その名は「MEC食ダイエット」。

 MEC食ダイエットの「MEC」とは、Meat、Egg、Cheeseの頭文字をとった造語。肉と卵とチーズを食べて減量を目指せるのだそうだ。どれも高カロリーでダイエットには不向きという感じもするが、糖質が含まれておらずたんぱく質がメインのため、実は非常にヘルシーだという。

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 考案者の渡辺信幸先生が監修した『肉・卵・チーズのMEC食でダイエット』(宝島社)には、成功者たちによるレシピが多数紹介されている。ご飯もパンも大好きな私でも果たして満足できるのか、レシピを参考にしながらMEC食ダイエットに一週間チャレンジしてみた。

1日目

 この日の夕飯は、MEC食の基本「トリニティ」。耐熱皿にひき肉をしきつめて、ピザ用チーズと下味をつけた溶き卵をかけてオーブンで焼くだけと、作り方はとても簡単。オーブンから取り出したときのチーズの香りが食欲をそそる。

 材料も味付けもシンプルなのに味は申し分なくおいしい。しかも、こんがり焼かれたチーズとひき肉はかみごたえがあり、半分も食べないうちにお腹がふくれてきた。まるまるひとつ食べきれず、4分の1を明日の昼食とすることに。食後1時間ほど経ったころには小腹がすいてきたものの、白湯でごまかしてベッドにもぐりこんだ。

2日目

 朝ごはんはいつも食べないので抜いて、昼は昨日残ったトリニティと、スーパーで買ったプロセスチーズ。我慢できずお菓子をつまみ食いなんてことがないように、チーズで空腹を調整してみる。

 そして夕飯は、「炊飯器でチキンクリーム煮」と茹でブロッコリー。MEC食ダイエットとともに摂取が推奨される野菜は、ブロッコリー、カリフラワーなど、糖質の少ない野菜。MEC食だけでは飽きそうだったので、ブロッコリーも投入してみた。

 チキンクリーム煮も、味付けをして炊飯器のスイッチをオンしたら、あとはほったらかしでOKの超お手軽料理。濃い生クリームの味わいはちょっと太りそう……と思いながらも、生クリームも摂取して大丈夫な食品なので堂々と食べられる! 鶏肉一枚分ではちょっと物足りなかったが、意外とブロッコリーで腹がふくれてこの日も大満足。

3日目

 心なしかお腹まわりがスッキリしてきた。というのも、MEC食ダイエットをはじめてから、実は毎日お通じがあった。体重計に乗ってみると、-1.5キロ! 早くも効果があらわれている。

 さらに特筆すべきなのは、間食したいと思わなくなったこと。今までの食事制限は間食との戦いだったが、お肉もチーズも卵もボリューム満点でしっかり食べることができるからだろう。

 さて本日の夕飯は、「お好MEC焼き」。小麦粉を一切使わずに、溶き卵とチーズだけでつくるお好み焼き。千切りキャベツもたっぷり投入してお腹いっぱい。普通のお好み焼きよりあっさりしていて、こちらの方が好みかも。

4日目

 この日は取材で丸一日外出の予定だったので、MEC食のお弁当を持参。スパムとスライスチーズをのりで巻いた「MECなおにぎらず」は、お米はないけどボリューム満点。

5~7日目

 1~3日目に作った料理を作り回しながら過ごす。味つけしっかりされているから飽きることは全くなかった。お昼は鶏肉と卵炒めを作ったりと、シンプルMEC食で過ごした。

 7日目の夜の計測結果、体重は-1.7キロ。さほど大きな変化はなかったけど、見た目がスッキリして身体が軽くなった感じがした。しかも、お通じはいいし、肌ツヤがよくなったのも驚いた。今までいかに糖質ばかりを摂取していたのか実感。今後も完全に糖質や炭水化物を抜くことはできないかもしれないけど、意識的に減らしていきたい。

 正月太りで重くなった体も、MEC食で健康的にスッキリスリムになること間違いなし!

文=松本まりあ