嫌な人と上手に付き合うスキルも習得! 今年こそ仕事で成長できる8冊

ビジネス

公開日:2016/1/11

 「今年こそ仕事で成長したい!」そう思っていても、なかなか糸口はつかめないもの。ここでは本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』2月号の「注目の新刊情報」から、仕事力アップに役立ちそうな本を8冊をピックアップした。体と頭のコンディションを整えてくれる本、苦手な相手との付き合い方を教えてくれる本など、さまざまなビジネスシーンで有益な情報が満載。快調なスタートを切るために、ぜひ役立ててほしい!

『聞く力、話す力 インタビュー術入門』(松原耕二/河出書房新社)

 インタビューは、人と話すことが好きだけでは務まらず、「聞く力」と「話す力」が必要。様々な立場の方たちにインタビューしてきた現役キャスターが、経験を通してインタビューのコツを教えてくれる。マスコミ以外の、日常のコミュニケーションにも参考になる一冊だ。

『「読むだけで売れる」魔法の物語 ダメ販売員が体験した奇跡の一週間』(西沢泰生:著、河瀬和幸:監修/産業編集センター)

 入社2年目の売れない営業・明日香は、帰り道に立ち寄ったホームセンターで、12万円のマットをわずか10分で売るカリスマ販売員を目撃し、弟子入りを決意。魔法使いのような師匠から学ぶ、「販売の極意」とは? ダメ販売員が体験した「奇跡の1週間」。

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『人事評価の裏ルール』(溝上憲文/プレジデント社)

 大手・中小問わず1000社以上もの企業に取材してきたジャーナリストが見た、リストラにおける人事評価の実態、いわば「裏ルール」とは? リストラの対象になる素質を業界別に記した部分も多く、自分が「切られる」対象かを判断する基準のひとつとしても活用できそう。

『ニガテな奴が雨に打たれてる 敵を愛せよ――楽に生きるための心の技術』(シャロン・サルツバーグ、ロバート・サーマン:著、ドラモンド美奈子:訳/駒草出版)

 嫌がらせする人、敵意むき出しの人、苦手な人……様々な場面でつきあいたくない人はいるもので、「敵」を愛することは簡単ではない。本書は、敵の正体を4つに分け、知恵・寛容・思いやり・愛の助けをかりて感情を整理し、敵に勝利するためのガイドブックだ。

『眠っているとき、脳では凄いことが起きている 眠りと記憶の秘密』(ペネロペ・ルイス:著、西田美緒子:訳/インターシフト:発行、合同出版:発売)

 マンチェスター大学「睡眠と記憶の研究所」で所長を務める脳神経科学者が、記憶や学習、心の傷に深く関係する睡眠について記した。最先端の情報を知るだけでなく、生活に応用できる睡眠術などにも言及している。各章に設けられた「まとめ」も理解の促進に役立つ。

『マイペースで働く!女子のひとり起業』(滝岡幸子/同文舘出版)

 「好き」なことを仕事にしたい。育児・介護と仕事を両立させたい。仕事も家庭も両立させて、好きなこと・得意なことでお金を稼いでいる女性の起業家・10名の実例を紹介。指導実績1900人の著者が教える、成功している人が実践している仕事の選び方と、時間とお金の使い方。

『強いカラダ・ココロ・アタマをつくる はたらく人のコンディショニング事典』(岩崎一郎、松村和夏、渡部卓:監修/クロスメディア・パブリッシング:発行/インプレス:発売)

 ビジネスで抜きんでるためには、身体・心・頭のコンディションを整えなければならない。本書は、毎日の生活から見直し、身体・心・頭を鍛え強靭にするためのヒントが満載。適切な睡眠時間、食事、イメージトレーニングなど、疲れとサヨナラできるメソッド集だ。

『ほら、あれだよ、あれ」が無くなる本』(茂木健一郎、羽生善治/徳間書店)

 誰にでも経験のある「ほら、あれだよ、あれ」。思い出したいのに、思い出せない。頭では分かっているのに、固有名詞が出てこない。そんなもどかしい経験はどうして生まれるのか? 脳科学と将棋、異なるジャンルで活躍する二人の天才が解き明かした。

『白洲次郎100の言葉 逆境を乗り越えるための心得』(別冊宝島編集部:編/宝島社)

 戦後の混乱期、「サンフランシスコ講和条約」や「日本国憲法」の誕生に立ち会いGHQに凛として対応した白洲次郎。本書は、気骨のある彼の残した100の言葉を収録したもの。負けても毅然とした態度で臨んだ彼の数々の言葉は、現代を生き抜くヒントとなるだろう。