この冬は可愛いみそ汁が流行り!? ころっと可愛い“みそまる”【作ってみた】

食・料理

2016/1/10


『みそまる』(藤本智子/宝島社)

 昔から、味噌は体に良いといわれている。味噌は大豆や米、麦などの穀物に塩や麹を加えて発酵させた、言わずと知れた発酵食品。タンパク質やアミノ酸、ビタミンEや酵素など、体に必要な栄養素を非常に多く含んでいることでも有名だ。そして、味噌を手軽に摂れる料理としては、やはり味噌汁が一番だろう。具や味噌の種類を変えれば、飽きずに美味しく味噌を摂ることができる。だが、これだけ画期的な料理である割には、イマイチ注目度が低かった。

 しかし今年、そんな味噌汁の世界に衝撃的なものが登場した。その名は「みそまる」。『みそまる』(藤本智子/宝島社)や『みそまる お湯を注ぐだけ!簡単みそ汁81のレシピ&アイデア』(藤本智子/二見書房)といった書籍も刊行され、ネットやTVで話題となっている。

 『みそまる』によると、みそまるとは戦国時代に武将が携帯保存食として活用していたものなのだとか。当時「みそ玉」と呼ばれていたこの保存食を、ミソガールとして活動している著者・藤本智子さんが現代風にアレンジしたのが、「みそまる」なのだ。

 みそまるを作っておけば、お椀に入れてお湯を注ぐだけで、いつでも簡単に味噌汁を飲むことができる。見た目も可愛く便利そうなので、筆者も本書に掲載されているレシピの一部を実際に作ってみた。

「和風スペシャル」(P.22~P.23)


 まずは、一番人気だという「和風スペシャル」。淡色系の合わせみそ、だし粉、切り干し大根、わかめ、ねぎ、油揚げ、ゆずが入っている。材料をすべて細かく刻み、みそに混ぜ込んで丸めれば完成。具が乾物だけなので、冷蔵庫でも安心して保存できそう。切り干し大根とゆずの風味が効いていて、ほっとする味。

「そうめんのみそまる」(P.44~P.45)


 続いて、赤系の合わせみそで作るみそまる。赤系の合わせみそ、だし粉、そうめん、揚げ玉、みょうが、ねぎが入っている。丸めるものにまさかそうめんを入れるとは思わなかったが、2cmの長さに折ってから混ぜるので、意外とどうにかなった。赤味噌の酸味とみょうがの香りが嬉しい、きりっとした味の味噌汁。

「梅肉のみそまる」(P.48~P.49)


 3つ目は、梅の酸味が心地よい、梅肉のみそまる。白系合わせみそ、だし粉、梅干し、青じそ、板麩、白いりごまが入っている。梅と青じその組み合わせは、味噌汁においても相性抜群。さわやかな風味で、食欲がない時でも美味しく飲めそうな味。

「みそまるTKG(卵かけごはん)」(P.90)


 最後は、作ったみそまるの味噌汁以外の活用法として挙げられている、「みそまるTKG(卵かけごはん)」。今回は、2つ目の「そうめんのみそまる」のハーフサイズを合わせてみた。そうめんは時間が経つと味噌の水分で柔らかくなるので、全く違和感はなかった。赤味噌のコクのある味と卵黄を絡めたごはんは絶品! これはぜひとも、みそまる活用の定番メニューにしたい。あっという間に食べきってしまった。

 今までも、味噌と具をカップに入れてお湯を注ぐだけ、という作り方ができるのは有名だった。しかしみそまるで味噌汁を作ってみて感じたのは、事前にすべて合わせておくと、味噌や具をばらばらに取り出す手間がなく、それの比じゃない楽さだということ。さらに別な料理にもそのまま使えるとあれば、これはこれから先、さらなる人気を得るのではないだろうか。

 この『みそまる』には、他にもデコみそまるや洋風みそまる、みそまる活用レシピなど、様々なみそまるレシピが掲載されている。みそまるで、毎日の食生活に手軽に楽しく味噌汁を取り入れてみよう。

文=月乃雫