『YAWARA!』『20世紀少年』はいかにして生まれたのか? 『美術手帖』2月号はマンガ家・浦沢直樹を大特集!

マンガ・アニメ

2016/1/20


 国民的人気を博す作品を生み出してきたマンガ家・浦沢直樹を特集した『美術手帖』2月号が、2016年1月18日(月)に発売された。

 『YAWARA!』や『20世紀少年』、『MONSTER』や『PLUTO』など、日本マンガ史をかたちづくる作品を手がけてきた浦沢。2016年1月16日(土)から開催されている世田谷文学館での個展にあわせ、浦沢の最新の活動にスポットをあて、日本マンガの実態に迫る。

 33年間ものあいだ、途絶えることなく連載を続けてきた浦沢にとって、「マンガとは物量」であり、もっとも多く連載を抱えていた時期は月に130枚もの原稿を描いていたという。巻頭ページでは浦沢の圧倒的な仕事量が、数字と原画の撮り下ろしページで伝えられている。


 最新インタビューは、デビューから最新作『BILLY BAT』に至るまでの歩みや、話題のテレビ番組「浦沢直樹の漫勉」の誕生秘話などが掲載。現在のマンガに対する一般の理解への違和感と、それを変えたいという思いから始めたという“漫勉”については、放送実現に導いた放送作家・倉本美津留や、『ソラニン』などの著者・浅野いにおたちへのインタビューも掲載し、マンガ家の制作現場に潜入する画期的な試みを紹介している。


 ほかにも、客員教授を務めた名古屋造形大学での講義録から、マンガを志す学生に向けて語られた自らの体験談「マンガを描き続けるためのトレーニング術」、浦沢自身がどんなマンガに影響を受けてきたのかをたどる年表「私的日本マンガ史」、少年時代に描いた秘蔵マンガノート「ブラックスカル」の初公開など、“マンガ家・浦沢直樹”という存在がいかにして形成されてきたかをたどることができる、充実の特集だ。


<おもな内容>
・数字で見る、マンガ家の圧倒的な仕事量「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」
浦沢直樹ロング・インタビュー
浦沢直樹の私的日本マンガ史
浦沢直樹の熱血マンガ家養成講座「マンガを描き続けるための筋力トレーニング術」
・初公開! 秘蔵マンガノート「ブラックスカル」
・関係者へのインタビュー01:長崎尚志 編集者とマンガ家「共犯関係」の33年間
・関係者へのインタビュー02:石川俊樹 ヒット作を生んだスタジオでの日々
・ビジュアル分析論「描線、名前のない怪物」宮本大人=文
・話題沸騰の最新プロジェクト、テレビ番組「漫勉」とは? ほか

■『美術手帖』2月号
編:美術手帖編集部
価格:1,600円(+税)
発売日:2016年1月18日(月)
発行:美術出版社