人々の暮らしと共に蔓延していく穢れ! 小野不由美『残穢』の恐怖

文芸・カルチャー

2016/1/27

『残穢』(小野不由美/新潮社)  小野不由美氏はデビュー以来、恐怖の物語にこだわり続けてきた作家だ。少女小説作家時代に書かれた「悪霊シリーズ」(小野不由美/講談社)からして、すでに、少女小説の枠を越えた恐怖へのこだわりを見ることができる。一般小説のフィールドに移行した後は、まず、ミステリーとホラーの融合を試みた『東亰... 続きを読む