柴門ふみ「ちゃんと読み返したのは実に20数年ぶりでした」特別読切で『東京ラブストーリー』が25年ぶりに復活

マンガ

公開日:2016/1/26

    (C)柴門ふみ/ 小学館

 1990年代前半を代表するTVドラマといえば、25年前に完結した柴門ふみ同名マンガが原作となった「東京ラブストーリー」ではないだろうか。2016年1月25日(月)発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』9号には、同誌の創刊35周年を記念し、特別読切『東京ラブストーリー ~After 25years~』が掲載されている。

 『週刊ビッグコミックスピリッツ』1989年1月9日号より連載開始となったマンガ『東京ラブストーリー』。単行本の累計発行部数が250万部を超える大ヒットを記録すると共に、1991年には織田裕二・鈴木保奈美主演で月9ドラマとして放送され、社会現象ともいえるほどの人気を博した。

 『東京ラブストーリー ~After 25years~』は、“あの日 あの時”から25年が経ち、50歳になって偶然再会した、カンチとリカの物語が描かれる。再会したふたりは何を語るのか。作者・柴門は特別読切について、以下のようにコメントしている。

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25年ぶりに『東京ラブストーリー』の続編を描いてみませんかと編集部の依頼を受けて、とりあえずコミックを読み返しました。基本、私は自分の過去の作品を読み返しませんので、ちゃんと読み返したのは実に20数年ぶりでした。新鮮でした。そして4巻読み終えた瞬間、リカとカンチが私の頭の中で動き、笑い、喋り出していたのです。あの時代、“リカ”だった女の子(リカのモデルたち)は、驚くほどみんないいお母さんになっているので、それを反映させたストーリーとなりました。本当は、三上と長崎さんの話も描きたかったのですが、ページが足りずに断念。いつか機会があれば、描いてみたいものです。柴門ふみ

    (C)柴門ふみ/ 小学館

 なお、『東京ラブストーリー ~After 25years~』掲載に合わせ、1月25日(月)~2月8日(月)の期間、『東京ラブストーリー』を含む柴門の7作品から、1巻が無料で読めるキャンペーンを実施中。※コミック小学館ブックスほか、各電子書籍販売サイトで実施
⇒小学館公式電子書籍販売サイト「コミック小学館ブックス」

<対象コミック> ※すべて1巻
東京ラブストーリー』『あすなろ白書』『はんなり!』『小早川伸木の恋』『お仕事です!』『家族の食卓』『非婚家族


■『週刊ビッグコミックスピリッツ』9号
価格:333円(+税)
発売日:2016年1月25日(月)
出版社:小学館