「嬉しくて泣きそう」田中メカの『お迎えです。』がTVドラマ化&続編連載決定!

マンガ

公開日:2016/1/31


 田中メカ原作の『お迎えです。』が、実写ドラマ化されることが明らかになった。さらに、ドラマ化を記念して、2016年2月24日(水)に発売される『月刊LaLa』4月号より続編連載も決まり「えんちゃーーーん!!絶対観ます!!」と、早くも期待の声が多く集まっている。

 1999年から2002年まで『月刊LaLa』で連載されていた『お迎えです。』は、この世に未練を残した霊を成仏させる会社「GSG(極楽送迎)」に、体を霊に貸せる特異体質の堤円(つつみ・まどか)が無理矢理スカウトされたことから始まる。1話の始めから、うさぎ(の着ぐるみ)VS死んだはずのじいさんと格闘するといったシュールな絵面から始まり、コメディかと思いきや、この世に未練がある霊と、円を始めとしたナベシマ、ゆずこ、阿熊幸ら賑やかな面々との人情溢れるドラマが展開され、なんとも心が温まる物語になっている。

 マンガ家として働く前は、デザイン会社に勤めていたという田中。1998年に描いた『無敵のハートビーター』でマンガ家としてデビューを果たし、その翌年に『お迎えです。』で連載作品を手掛けることになった。初連載作品にも関わらず、奇抜な設定とハートフルなストーリーが読者の胸を打ち、2001年には石田彰、置鮎龍太郎らが声を務めドラマCD化もされた。

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 その後も、芸能界を舞台にした『天然パールピンク』、先生と生徒のラブストーリーを描いた『キスよりも早く』『7時間目ラプソディー』など、ヒット作を次々と生み出す。すべてが順風満帆に進んでいるように見えたが、2015年12月、諸事情のため連載中の『君のコトなど絶対に』が連載休止になることが発表された。田中のTwitterでも「本日発売のLaLa2月号に『君のコトなど絶対に』掲載されております。諸事情で16pと少ない上にさらに事情が重なって再開が来年7月になってしまいますが 皆レオたちのこと忘れないでね…!」とコメントし、ファンも不安が募っていた。しかし、「半年以上連載があきますが休むわけではないのでそのへんはまたおいおいということで」という呟きもあったことから、不安半分、期待半分で新情報の公開をジッと待っていたようだ。

 そして迎えた2016年1月23日(土)、『月刊LaLa』3月号で発表されたのが、『お迎えです。』の実写ドラマ化&続編の連載スタートというニュース。ドラマに関しては、放送時期やキャストはまだ決まっておらず、今後誌面や特設サイトで掲載されるとのこと。また、続編は『月刊LaLa』4月号から掲載が開始され、円やナベシマたちのその後が描かれることが公表された。

 このおめでたい報告にファンからは「やばいやばい! 円ちゃんに会えるんか!」「昨日ちょうどコミック読んで泣いてたばっか(笑)嬉しくてまた泣きそうです」「実写化かー! すごく好きだったなーあぐまさんも円ちゃんも」「いやあ絶対ドラマ化したら面白そうとは思ってたけど、マジで実写化するなんて… キャスト誰になるかな~♪」「実写化に続編まじかー! 円ちゃんめっちゃ好きだよ。生きてると良いことあるな!」と歓喜の声が上がっている。

 また一方では、「実写、続編ときたらアニメ化もぜひ!」「ドラマCD聞いてたなぁ…石田さん&置鮎さんボイスでアニメ化も希望します!」「実写ドラマも素敵だけど、メカ作品の独特の空気感というか綺麗な線をぜひアニメでも再現して欲しい」というアニメ化を希望する声、「実写化なら『天然パールピンク』もお願いします!」「『朝まで待てません』の実写化もしてくれていいんだよ??」「そういえば『キスよりも早く』の実写化はまだですか?」と、他の田中作品の映像化を期待する声も多く上がっていた。

 「連載終わって14年、文庫の描き下ろしから8年ほどたつのかな? とりあえず来月からの連載はうまいこと過去との違和感なく始動できたらいいなと思ってます」「あの頃の自分には負けないように頑張るよ~」と、田中も気合十分の様子。前作を読み返して、ドラマ&続編を楽しくお迎えしよう。

■『お迎えです。』文庫版1巻
著:田中メカ
価格:607円(税込)
発売日2007年9月14日
出版社:白泉社

■『月刊LaLa』3月号
価格:470円(税込)
発売日:2016年1月23日(土)
出版社:白泉社