読者に力強いエールを贈る、すべてを失った家具職人の再生の物語

文芸・カルチャー

2016/2/5

『笑うハーレキン』(道尾秀介/中央公論新社)  一人息子を事故で亡くし、妻には去られ、経営する会社は不況の波に飲まれて倒産。40歳の東口太一は、今ではトラックの荷台で起きしながら、家具の修理を請け負うことでなんとか暮らしているホームレスだ。息子を映したホームビデオを見返して辛い思いが身を苛む夜もあるけれど、スクラップ... 続きを読む