「トワイライト」女子が次に恋する小説とは!?

海外

2011/9/5

米国の出版界を席巻した『トワイライト』シリーズに代表される“ヴァンパイアもの”人気が一段落、ヤングアダルト小説で次に大きな勢いとなりそうなのがSFだと、2月19日付けのNYタイムズ電子版が報告している。
  
ただ、昨今のSF作品との大きな違いは、異星人がより身近な存在であること。 何億光年も離れた宇宙空間で起こる空想の世界を舞台にした物語ではなく、読者の日常で遭遇するドラマが若い読者の関心をひく。
  
同記事は、そのような作品を“ディストピア(暗黒郷)小説”と分類。
  
その定義を「誰もが自分は異星人、もしくは、そうであると感じる。大人による支配が遠くから行われ、自分達を束縛し、容赦のない世界」と位置づけている。
  
ディストピア小説といえど、大人向けと子ども向けのヤングアダルト小説では異なる。
  
ヤングアダルト小説では「自分らしさを出す」などといった道徳的メッセージが物語に込められているという。 例にあがる『Matched』(アリー・コンディ著)は、堕落した未来で人々は恋人すら選べない状況が強いられる。 主人公は他者から押し付けられた男性と、自分が思いを寄せる男性との三角関係に揺れる――という設定だ。
  
同作はもちろん、“ディストピア(暗黒郷)”テーマの作品は映画化が多数進行中。 この“ディストピア(暗黒郷)小説”というジャンル、ハリウッドからの追い風とともに今後、百花繚乱の勢いとなるのだろうか。  
  
(ダ・ヴィンチ5月号「海外出版レポートNEO」より)