共働き夫婦の”賢い”家事・育児の分担術!

コミックエッセイ

2016/3/4


『働きママンのための ママスキルUP術 決定版』(働きママン応援団(著),おぐら なおみ(その他)/KADOKAWA)

 
 今や、女性が結婚&出産しても、子育てしながら働いていくのが珍しくない時代。女性が母親になっても男性と同じように働き続けるのならば、「女のしごと」になっている家庭や育児のあれこれも、男性がやるのは当たり前となる、はず……。

 先日発売された『働きママンのための ママスキルUP術 決定版』(働きママン応援団(著),おぐら なおみ(その他)/KADOKAWA)にも忙しく働くママとパパが家事・育児に奮闘する姿が描かれています。

 

▲ 主人公の のぞみ と、息子の 風太

 
 さてさて実際のところ世の夫婦の作業分担はどのようになっているのでしょう?本の中で、共働きで子育て中の20代〜40代の男女に、家事・育児に関するアンケートを行なっていますので、その結果を見てみましょう。 

Q1.夫婦でシェアしている“家事”の割合はどれぐらいですか?
 この質問に対し、「妻が10割」と答えたのは14.6%。「妻9割」は24.0%、「妻7〜8割」が36.0%、「妻5〜6割」は20.8%、「妻4割以下」は4.6%となりました。共に働いていても、家事をするのは「7割以上妻」という家庭が74.6%と大多数を占めています。

育児のほうはどうでしょうか。
 
Q2.夫婦でシェアしている“育児”の割合はどれぐらいですか?
 この問いに、「妻が10割」は5.3%、「妻が9割」が17.1%、「妻7〜8割」が41.8%、「妻5〜6割」は28.7%、「妻4割以下」は7.1%となりました。育児のほうも「7割以上妻がやる」家庭が64.2%という結果。こちらも妻のほうに多く負担がかかっていることが分かります。

 


 

続いてこんなデータも。
 
Q3.パートナーの“家事・育児スキル”に満足していますか?
 家事において、「満足・ほぼ満足」と答えた男性は71.8%で、女性は45.5%。育児も同様に、「満足・ほぼ満足」と答えた男性は72.5%を占めるのに対し、女性で「満足・ほぼ満足」と回答したのは54.6%でした。家庭や育児に対する男女間の認識のズレが明らかとなりました。

 



※アンケート調査方法:
2015年11月にインターネットリサーチサービス『Fastask』を利用して実施。子どもがいる共働き既婚男女321人(男性156人、女性165人)の回答を得た。回答者の平均年齢は37.2歳。

 

伝えるべきは、感情ではなく情報

この夫婦間のズレを、衝突するのではなく、うまく協力していくにはどうすればいのでしょう。

家事・育児で、「もっとやってよ!」と怒るママに、「やっているよ!」と不満顔のパパ。子育て中の夫婦によくある光景です。妻は感情をぶつけがちですが、夫に伝えるべきは感情ではなく、「実際にどんな作業があり、何が大変であるのか」という客観的な情報です。夫婦間の食い違いの多くは、そもそもの“認識違い”が原因なのです。

例えば、「オムツ替え」。パパは文字通りの「替える」という部分だけに注目しがちです。対して、ママはオムツを買う、捨てる、(残りが足りているか)管理するなど、準備や片づけまでも含めた一連のこととして捉えています。この認識の違いが、先に挙げた「もっとちゃんとしてよ!」というママの怒りにつながっているわけです。

そんな状態を回避する方法、それはそれぞれどんな作業があるのか、細かく洗い出してみること。下の行程表では「オムツ替え」を例に一連の流れを示しています。


 

つまりは、家事・育児の行程をひとつずつ因数分解し、「どこからどこまでがその育児(家事)なのか」を、夫婦でルール共有するのが大事というわけ。

夫婦で一連の流れや、作業にかかる労力を同時理解しておくと、分担もしやすくなります。上の「オムツ替え」の行程表で説明しているように、簡単に思えるオムツ替えでも、オムツを買う、替える、捨てる、オムツ用のゴミ箱のチェック…などと作業工程はたくさんあります。1人ですべて背負おうとすると負担になりますが、2人で共有できていれば、どのタイミングでどちらがやるのか分け合えます。

ほかの家事でも、たとえば洗濯ならば、「洗濯する人と干す人、取り込む人は別」、料理ならば、「早く帰宅したほうが料理作り、遅い方が食器を洗う」といった分担もできます。あるいは、共働きファミリーにとって忙しい怒涛の朝時間も、「朝食づくり」「子どの朝食」「子どもの保育園準備」「保育園の連絡帳書き」…と動きを洗い出すと、分担も助け合こともできます。

大事なのは、家事・育児に必要なタスクを“可視化”すること。夫婦でその内容を具体的に把握、共有できていれば、ママが司令塔でパパは指示待ち、という関係性も変わってきます。互いのできること、得意なことも話し合い、すり合わせもできます。

「育児・家事の負担は私ばかりで大変!」と嘆くママ、「やっているのに妻に怒られる!」とグチるパパ。家庭や育児のあれこれを、“可視化”してみてください!
 

働きママンのための ママスキルUP術 決定版

働きママンのための ママスキルUP術 決定版

働きママン応援団(著),おぐら なおみ(その他)/KADOKAWA

大忙しの働くママを全力で応援! 家事や育児の仕組みを整え、パパの力も引き出そう。時短できる部分で効率を上げ、子どもとの時間を増やすワザが満載。働くママとパパに贈る、家族が幸せに近づく1冊。おぐらなおみ・作『働きママン 谷のぞみ』新作漫画も収録!