東野圭吾作品、悪女ランキング1位は「白夜行」の西本雪穂

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/28

悪女、名探偵・名刑事、親子、理系キャラ、ヒロイン、ライバル、名脇役、カップル、献身的な男性――。
  
個性的で印象的なキャラクターが多いのが、東野圭吾作品の魅力だ。
  
バラエティに富んだ登場人物の中から、大の東野ファンであるミステリー作家の大倉祟裕さんに、9項目においてのベストキャラを選んでもらった。
  
悪女ランキングでは、『白夜行』(集英社)の西本雪穂が1位に。 東野さんご自身は、雪穂に対して「雪穂を言うのに“カッコイイ”は一番的確かもしれない。雪穂というのは基本的には僕の好きなタイプの女性なんですが、いま思いました。そうか、オレは“カッコイイ”女性が好きなんだ、と(笑)。」(ダ・ヴィンチ2006年2月号より)とコメントしている。
  
映画版では堀北真希が、ドラマでは綾瀬はるかが演じたキャラクターだ。
  
「何人もの男を利用しつつ、狡猾に一時代を生き抜いていくスケールの大きさで、1位。美しい仮面の下はいっさい見せない、堂々とした悪女っぷりは、他の追随を許さない」(大倉さん)
  
9月には、“ニューヒーロー登場”と噂される新作『マスカレード・ホテル』(集英社)が刊行。進化&増加し続ける東野作品のキャラクターから、ますます目が離せない!
  
(ダ・ヴィンチ6月号 東野作品キャラクターランキングより)