世界的ベストセラー作家ケン・フォレットの超大作「百年三部作」シリーズ遂に完結!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/15

 2016年2月23日(火)、『永遠の始まり第3巻第4巻が同時発売され、超大作「百年三部作」シリーズが遂に完結を迎えた。

 著者は世界的人気作家ケン・フォレット。1978年発表の『針の眼』で「エドガー賞 長編賞」受賞、1989年発表の『大聖堂』では全世界2,000万部以上のセールスを記録するなど、発表する作品が軒並みベストセラーを記録している。

激動の20世紀を舞台とした「百年三部作」シリーズは、『巨人たちの落日』から始まり、『凍てつく世界』、そしてシリーズ最終章となる『永遠の始まり』まで、シリーズ全10冊の長篇となる。

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シリーズを締めくくる『永遠の始まり』第4巻では、第二次大戦後、1961年のベルリンの壁、アメリカ公民権運動などを軸に物語が展開される。家族と別れ、壁の向こうの自由を求める姉弟、差別と闘い続ける黒人青年、モスクワで地下活動を行う美人ジャーナリスト、その家族と友人たちの人間ドラマが史実と密接に関わりながら濃密に紡がれていく。

長期にわたりシリーズを楽しんできた読者はもちろん、「シリーズが完結してから全てを読みたい」と、読むのを我慢してきた読者も世界中にいる作品だ。シリーズ未読の人も、完結のタイミングを迎えた今から読み始めてみてはいかがだろうか。

■『永遠の始まり/IV
著:ケン・フォレット
訳:戸田裕之
イラスト:藤田新策
価格:880円(+税)
発売日:2016年2月23日(火)
出版社:SBクリエイティブ

■『巨人たちの落日』上
著:ケン・フォレット
訳:戸田裕之
価格:880円(+税)
発売日:2011年3月18日
出版社:SBクリエイティブ

激動の20世紀、ヨーロッパを舞台に描く歴史大河ロマン! 国も身分も異なる主人公たちの運命が複雑に絡み合い、波瀾万丈のドラマの幕があがる。物語はウェールズの炭鉱の町から始まった―。炭鉱労働者の家に育ったメイドのエセルと弟のビリー。ロシアの皇女を妻に迎え、英国貴族として生きる若き伯爵フィッツ、貴族に生まれながら女性運動に身を投じるフィッツの妹モード、敵国の女性を愛してしまったドイツ大使館員のワルター、アメリカ大統領の側近として海を越えて奔走するガス、そして革命前夜のロシアで最底辺の暮らしにあえぐグリゴーリイとレフの兄弟―。国も身分も異なる5つの家族の運命が絡み合い、壮大なドラマが紡がれていく。