「セックス後のガッカリ女性3タイプ」「男女のセックス前後の意識の差」 天才恋愛コラムニスト・桐谷ヨウの本当の恋愛の話

恋愛・結婚

2016/4/8


『仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。』(桐谷ヨウ/ワニブックス)

 男と女、体の構造が違えば脳みその中身まで違うのは当然、とは言いつつも、つい「どうしてこんなに分かり合えないの!?」なんて頭を抱えてしまうのが、悲しい人間の性です……。イギリスのジャーナリスト、ウッドロー・ワイアット氏が残した「男は目で恋をし、女は耳で恋に落ちる」という言葉は、男女の違いを如実に表していることでも有名ですよね。そして、シンガーソングライターの斉藤和義さんは『君の顔が好きだ』と歌い、椎名林檎さんは「あなたが八度七分の声を使うとき」(『すべりだい』より)を聞き分けます。また、心理学の面からも男性は女性の魅力を目で捉え、女性は聴覚と触覚からの印象で異性に好感を持つことが判明しているそうです。

 このように、数々の“違い”を抱えて恋愛に臨んでいる女性もいることでしょう。その一方で、仕事や金銭的に充実していても、恋愛に疲れてしまい「一人のほうが楽……」なんて、つぶやく女性も少なくないはず。そんなときに読みたいのが『仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。』(ワニブックス)です。思わず「私のことだ」なんて手にとってしまいそうな、このタイトル。同書は、天才恋愛コラムニスト(!?)桐谷ヨウ氏が「充実しているように見えていても、心の何処かで満たされない気持ちを感じていたり、誰かとつながることを諦めてしまっている人」に向けて綴った新感覚の恋愛指南本。

 同書に掲載されているさまざまな“指南”のなかでも、男性の視点ならではのアドバイスをご紹介しましょう。ずばり、男を喜ばせるセックスについてです。桐谷氏は「個人差が大きいトピックで最適解というのは存在しない」としながらも、一部の女子がしがちな「頑張ってしまう失敗」について言及しています。

「実際に感じやすい体質で、積極的に攻めたいタイプなのであれば何も問題はないけれど、そうでない場合にはそのサービス精神は裏目に出ている可能性が高い。(中略)男性は『恥じらいを維持しながらアグレッシブにセックスをしてほしい』という意味不明なことを女性に要求しているのだ」

 じつは「アグレッシブに対して、アグレッシブに応戦できるタフガイ系男子は意外に少ない」のだとか。いやあ、仰るとおり意味不明な要求ですね。一体どうするのがベストなの?

「俺がオススメしたいのは『求められたら応じるアグレッシブさ』だ。(中略)自分から貪るようなアクションを取るのではなく、彼が要求してきた際にかぶせてアクションを取っていく。(中略)こうすればマグロにも変態にもならずに済む」

 求められたらなんでもするわけでなく「生理的に無理」と感じたら、拒否すべきとのこと。「ソフトSMで言葉責めには興奮しても、肉体的に痛いことは嫌」など、自分のなかでひとつ基準を設けておくと◎。お互いにとって、ムリのしすぎは逆効果なんですね……。

 ただし、最難関とも思えるセックスさえしてしまえばもう安心と、油断は禁物。その後の態度によって、男性は萎えてしまうこともあるそうです。注意が必要なのが、以下の人々。

・空気が読める人だったのにセックスを境にして、手のひらを返したようにめちゃくちゃ甘えだす人
・聞き上手だったのにセックスを境にして、自分語りをして容赦なくして、しゃべり倒してくる人
・控えめだったのにセックスを境にして、自分のものになったかのような言動を取ってくる人

 彼女たちのように、セックス後に豹変してしまう現象こそが「男女のセックス前後の意識の差」を表していると、桐谷氏。

「女性は、『セックスを受け入れた時点』で自分から離れないことを期待している。男性は、『セックスを含めた一夜の思い出すべて』で女性を判断したいと考えている」

 とくに、女性経験が豊富な男性ほど、セックスを含めて女性を判断したい傾向にあるとのこと。桐谷氏は「セックス直後に『すべてを受け入れてくれる』と自分を開放するのは絶対にやめたほうがいい。初めてのセックスをしてから、お互いの自宅に帰るまでは決して気を抜かないでほしい」と、かなり強めに訴えています。家に帰るまでがセックスなんですね……。関係を深めたい相手には、意識する必要がありそうです。

 そのほかにも、WEB連載時に男性陣から大ブーイングが寄せられた「ヤリチンチェックシート」や、合コン、友人の結婚式の二次会に代表される“出会いの場”のメリット・デメリットなどの有益な情報が満載。同書を読んで、ぜひ恋愛の土俵に上がっちゃいましょう。

文=谷口京子(清談社)