『高校生レストラン』野村周平 「だし巻き卵作れる」

芸能

公開日:2011/9/5

三重の県立高校料理クラブが運営するレストランを題材にした実話ベースの連続ドラマ『高校生レストラン』(日本テレビ系)。
  
「高校生レベル」ではない本物の味と、料理人魂を叩き込もうとする教師(松岡昌宏)に、挫けそうになりながらも食らいつく部員たちをまとめる部長役を、野村周平は演じている。
  
「今回は“普通の子”っていう初めてのタイプなので、すごく難しいです。あとは料理! やってみて初めてわかったんですけど、料理を作るのって体力がいるんですよ」と野村さん。
  
「今はもう、だし巻き卵も作れますけどね?」とドヤ顔でキメる。
  
自身も現役高校3年生。高校1年の夏、全国オーディションでグランプリに輝き、芸能活動をスタートさせた。
  
「オーディションの決勝の時、何千人の前で、村上ジョージさんの一発ギャグをやったんですよ。それが“根性据わってる”って、良いふうに思われたらしくて。ラッキーでしたね」
  
そんな彼は現在、故郷の神戸を離れ、東京で一人暮らし。戸惑う気持ちも大きかったが、徐々に慣れてきた。そんな時に出会ったのが、中野正貴の写真集『TOKYO NOBODY-中野正貴写真集』(リトルモア)だ。
  
「東京の大通りの写真に、帯の文章で『誰も写ってないんです。』……どういうことだこれは、と。すぐに買って家に帰って、確認しまくりました。それが、ホントに人っ子ひとりいないんですよ!」
  
「でも、こうやって見ると、東京って意外とキレイなんですよね」、とポツリ。
  
「僕も最初、神戸から出てきた時は、なんでばんばん肩が当たるんだこの街は、みたいに感じてたんですけど、東京にだってオフがあるよ、と。東京のイメージをガラリと変えてくれる本だと思います」
  
ユーモアの中に、キラリと光る視点が潜む。本を語る言葉からも、野村周平のカラフルな魅力を感じることができた。
  
(ダ・ヴィンチ7月号 あの人と本の話より)