KREVA初書籍は、尾崎豊の封印を解いたもの

芸能

2011/9/5

KICK THE CAN CREWを経て、現在はソロで活躍するHIP HOPアーティスト・KREVA。
  
初の書籍『KREAM ルールなき世界のルールブック』(幻冬舎)は、アートと言葉で、自身の思考と世界を体現するメッセージ集だ。
  
写真を撮り下ろしたのは数々のミュージシャンの撮影を手掛けてきたアート・ディレクターの田島照久。その代表作は若い世代のバイブルとして熱狂的に受け入れられた尾崎豊の書籍『誰かのクラクション』だ。 本書は当時その編集を務めた現・幻冬舎社長の見城徹の発案からスタート。「もう二度と同じ編集方針の本は作らない」と決めていた見城氏が封印を解き、本書のコンセプトとして据えたのは、全世代に共感を呼ぶ“自己啓発の書”だ。
  
「そういうの、実はあんまり読んだことがなくて。でも、それが自己啓発というコンセプトにつながるんじゃないかと。最近、歌詞を書いていても哲学っぽくなってくるんですよね。自分哲学というか、自分ルール、自分マナー。それをストレートに出していけたらなと思いました」と語るKREVA。
  
短いセンテンス、エッセイ、ショートストーリーなど、様々な形式で綴った言葉と、田島照久のハイクオリティなアートが融合する。
  
「自分がリアルだと思ったことを、とにかく削ぎ落としてシンプルに。その隙間に読者の方たちが勝手に入ってきてくれるんじゃないかと思ったんです」
  
“あげられる、ヒントなら。でも答えは自分自身の中。”
  
――ラスト近くで放たれる、その言葉を自分なりにどう着地させていくか。この本はメッセージ集であると同時に、自らを突き破り、更新し続けていくKREVAからの思考による挑戦でもあるのだ。
  
(ダ・ヴィンチ7月号「davinci pick up」より)