11年かかってようやく発売! 日本を代表するブックデザイナー・祖父江慎のすべてがわかる作品集

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/15

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 日本を代表するブックデザイナーであり、デザイン事務所コズフィッシュの代表を務める祖父江慎(そぶえ・しん)。同氏が手掛けたデザインのすべてが詰まった作品集『祖父江慎+コズフィッシュ』が2016年4月11日(月)に発売された。

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同書は祖父江の主だった仕事を「コミックス」「読み物」「ビジュアル」「コズフィッシュ以前」の4カテゴリーに分け、祖父江自らの解説とともに一挙掲載。さらに、本文フォーマットや造本の設定書なども多数収録されている。巻末にはコズフィッシュ以前から2016年現在までの全仕事を網羅したブックリスト付き。

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2005年に展覧会を開いた際に、“過去の仕事をまとめて本にして出版する”ことに。出版記念イベントの日程までが決まっていたものの、本ができないまま出版イベントの日を迎えてしまった“お詫び”から始まる少しユニークな『祖父江慎+コズフィッシュ』。祖父江慎とコズフィッシュのすべてがわかる408ページだ。

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■『祖父江慎+コズフィッシュ
著:祖父江慎
価格:8,800円(+税)
発売日:2016年4月11日(月)
発売:パイ インターナショナル

祖父江慎(そぶえ・しん)
1959年愛知県生まれ。愛知県立旭丘高校美術科卒。多摩美術大学グラフィックデザイン科在学中に株式会社工作舎でアルバイトをし、そのまま大学は中退、工作舎の仮アートディレクターとなる。1988年フリーランスに。1990年に事務所名をコズフィッシュとし、現在、有限会社コズフィッシュ代表。すべての印刷されたものに対する並外れた「うっとり力」をもって、日本のブックデザイン最前線で小説、漫画、絵本、写真集など幅広いジャンルを手がけている。近年、「スヌーピー展」「ミッフィー展」「ゲゲゲ展」「エヴァンゲリオン展」など、展覧会のアートディレクション、グラフィック、空間デザインを手がけることも多い。

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