ONE PIECEマニアが選ぶ「ナミが凄んだ瞬間」Best5

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更新日:2016/4/28

 2015年6月に「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定された『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)。国内外を問わず、その人気は、まさに怪物(モンスター)級だ。そんな超国民的マンガで一番人気のキャラクターといえば、モンキー・D・ルフィだろう。では、次いで人気なのは誰かというと、ナミだ。あくまで私の主観だが。ナミは時に可憐で、時にセクシーで、時に勇ましく戦う魅力的なキャラクターだ。第2巻から登場し、様々な表情を見せてくれたが、あのナミが時には味方や敵に対して凄んだ表情を見せることもある。そこで、ワンピースマニアの一人として、ワタクシいのうえゆきひろが独断と偏見と好みで「ナミが凄んだ瞬間Best5」を選んでみた。

1位
193話 『へのカッパ!!!!』
ONE PIECE 21
ONE PIECE 21
  • 著者名:尾田栄一郎
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:

 堂々の第1位は、ついにアラバスタで敵の幹部たちと激突したシーンからだ。そのときのナミの対戦相手は、Mr.1とペアを組むミス・ダブルフィンガー。ウソップが開発した兵器「トルネード=テンポ」で戦うも苦戦を強いられ、ミス・ダブルフィンガーの『シー・アーチンスティンガー』で左足の甲を貫通させられてしまう。しかし!ナミは鬼の形相で踏みとどまった。

 

ナミ「痛くも…カユくもないわこんなの…あんたにあのコの痛みがわかる?それに比べたら…足の一本や二本や三本!!!」


ナミ『へのカッパ!!!!』


 ビビの辛さを思って、足を犠牲にしてまでも倒すと決めた瞬間だった。この後、トルネード=テンポ必殺技「竜巻」で見事にミス・ダブルフィンガーを倒している。そして、このとんでもない兵器を造ったウソップのことも殴り倒しているのであった。

2位
271話 『どバカー!!!』
ONE PIECE 29
ONE PIECE 29
  • 著者名:尾田栄一郎
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:

 神(ゴッド)エネル率いる神官たちとの戦闘の最中、不運にもナミとアイサとガン・フォールとピエールが凶暴な大蛇「ノラ」に飲み込まれてしまう。そして、その大蛇の胃袋で再会を果たしたのがルフィだった。そう、ルフィが大蛇の胃袋を洞窟と勘違いして暴れ回っていたせいで、ナミとアイサが戦地へと迷い込んでしまったのだ。それを知ったナミは怒り狂った。


ナミ「あんた・・・ずっとここであばれてたんじゃ・・・」


ルフィ「ああ。ブッ壊して外出ようと思ってよ。あははは。あー腹減った。なんか食いもんもってねえか?…どうした?」


ナミ「この」


ナミ『どバカー!!!』


ルフィ「ギャー!!!」


 このナミの一撃で大蛇は苦悶に身をよじらせ、アイサは青海人の女性に対して偏見を持ってしまった。美しいナミにも悩みは多い。

3位
226話 『そ ら じ ま !?』
ONE PIECE 24
ONE PIECE 24
  • 著者名:尾田栄一郎
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:

 空島の情報を得るべく、ジャヤへと上陸した麦わら一味。その島にある酒場でルフィとゾロとナミがベラミー一味にからかわれ、悔しい思いをする。3人が酒場から船へと戻り、そんなことなど何も知らないチョッパーがやらかしてしまう。


チョッパー「そうだ。空島の話は聞けたのか?」


ナミ『そ ら じ ま !?』


 そのあまりの凄み方に、ウソップは必殺「ケチャップ星」を炸裂。チョッパーは劇薬ランブルボールを泣きながら服用し、「ガードポイント(毛皮強化)」で身を守ろうとした。「デリカシーのない男はいけないよ」という教訓になった場面である。

4位
313話 『うるさいってのよあんた達!!!調子に乗ってんじゃないわよ』
ONE PIECE 33
ONE PIECE 33
  • 著者名:尾田栄一郎
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:

 フォクシー海賊団との海賊ゲームに挑むことになった麦わら一味。ドーナツレースに負けて捕らわれたチョッパーを助けるため、グロッキーリング勝利後、ルフィがチョッパーを呼び戻そうとした、その瞬間。ナミが機転を利かす。それが「ピーナッツ戦法」だ。しかしそれは、海賊としての美徳に反するもの。当然、フォクシー海賊団から反感を買い、ブーイングの嵐だったが…。


(ブーイングや悪口の嵐)


ナミ「えーん。もうあいつらキライ」


敵「ピーナッツ」「ピーナッツ」「ピーナッツ」


ナミ『うるさいってのよあんた達!!!調子に乗ってんじゃないわよ』


敵「すいませんでした」


 あまりの恐ろしさに、読んでいる私も寒気がした。

5位
650話 『さっさと探してらっしゃいよー!!!』
ONE PIECE 66
ONE PIECE 66
  • 著者名:尾田栄一郎
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:

 財宝を盗み、しらほし姫を襲おうとした敵キャラ「濡れ髪のカリブー」。その窮地を救ったルフィ、ゾロ、サンジ。意気揚々とナミたちのいる城へ帰ってきたが、カリブーが「ドロドロの実」の能力で財宝を体内に取り込んでいること、魚人島を救ったお礼にその財宝をもらえることを知ったナミは、カンカンに!


ナミ「あんた達。何であいつを吹き飛ばしたのよ・・・!!なぜここで殴って縛り上げなかったの!?」


3人「え」


ナミ『さっさと探してらっしゃいよー!!!』


3人「あああああ~!!!」


 私は、密かに「ナミ最強説」を有しているが、これは尾田先生には内緒である。ちなみにその後、カリブーから取り返した財宝も、話の流れでビッグ・マム一味に渡しており、652話にて3人はナミから怒りの鉄槌を食らっている。

【番外編】 13巻 111話 『あんた約束の一つも守れないの?』

 ここで個人的にどうしても入れたいシーンがある。それはナミの悪い一面だ。それはアラバスタ編の始まりのことだった。バロックワークスに狙われたビビ。今にも殺されそうなビビを助けるべく、ゾロに懇願するイガラム。そこでナミが登場し、イガラムをオドして10億ベリーで助ける約束をした。ところがその後、ゾロのこともユスり始めたのだ!なんと、ローグタウンで貸した金の利子が返ってきていないと迫るのである。もちろん反抗するゾロだが…。


ゾロ「借りた金そのまま返したんだからいいだろうが」
ナミ「だめ」
ゾロ「う」
ナミ『あんた約束の一つも守れないの?』
ゾロ(ぐさっ)


 さすが元海賊専門ドロボウ。手口がコーカツである。ちなみに17巻150話でも、ルフィがナミの服をボロボロにしたということでコーカツにユスられている。話がそれてしまった!


 いかがだったであろうか?ぜひこの『ナミが凄んだ瞬間Best5』をネタに、職場や学校でワイワイやってほしい。そして仲間であるワンピースマニアの皆さん、異論があれば、ぜひワタクシのところまでご意見してほしい!(ツイッターアカウント→@yukhr0)なにせ今回の選定は断腸の思いだった。CP9にロビンが連れ去られ、ナミがパウリーに迫るシーンも入れようかと思ったが、「凄んだ」というより「迫った」というような感じがしたので除外した。


 あー!!!それにしてもナミさんはなんて可憐なんだー!!!!!


文=いのうえゆきひろ