水城せとな新連載はまさかの男性誌で! 男性ファンから期待の声続々

マンガ

公開日:2016/5/18

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 『失恋ショコラティエ』や『放課後保健室』など数々の少女漫画を輩出してきた水城せとなが、2016年6月28日(木)発売の『イブニング』14号にて、著者初の男性誌での連載をスタートさせる。これには女性ファンならず男性ファンも「男心をもくすぐる水城先生なら男性誌でも成功すること間違いなし!」「少女漫画とはまた違ったテイストで描くのかなあ。楽しみだ」「絶対面白いに決まってる!」と大反響を呼んでいる。

 1993年に『プチコミック』で『冬が、終わろうとしていた』でデビューして以来、『黒薔薇アリス』や『脳内ポイズンベリー』など名作漫画を輩出してきた水城せとな。特に有名なのは、2014年に嵐・松本潤主演でテレビドラマ化された『失恋ショコラティエ』だろう。

 漫画・ドラマともに見たことがない人からすると、その題名のニュアンスから「甘くほろ苦い王道的な少女漫画かな?」「綺麗な純愛っぽいね」と先入観を抱く人も多いようだが、実際のところ普通の少女漫画とは似て非なるもの。まず第1巻目の冒頭、主人公の語りから驚かされる。「もしも生まれ変われるなら彼女の赤血球になりたい あの白い皮膚の下をゆらゆら流れ続けて彼女の体のすみずみまで旅をするんだ」という強烈な文言に「おやこれは…なかなかえげつないかも」「何か闇を抱えていそうな主人公」「ドロドロ展開が期待できる。ワクワク」と一風変わった入りに期待を覗かせるファン一同。

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 そして読者の予想は見事に的中し、ショコラティエを目指す主人公の小動爽太(こゆるぎ・そうた)と高橋紗絵子(たかはし・さえこ)の恋愛がなかなかにえげつない。爽太は高校生時代から好意を抱いていた紗絵子との交際を開始するのだが、紗絵子は他の男性とも平気で浮気をする小悪魔的女性。紗絵子のために一生懸命作ってきたチョコレートの受け取りを拒否されたり、「付き合ってる人がいるの」とまさかの一言を投げつけられたりと散々な目に遭う爽太。だがそれでも彼女を諦められない爽太は、紗絵子を振り向かせるためだけに単身でフランスへ渡り、一流のショコラティエになるべく修行を開始する。

 その後日本に帰ってきた爽太はショコラ専門店を開業するのだが、紗絵子が客として再登場。しかし紗絵子は既に有名雑誌の副編集長と結婚していた。爽太は彼女のことを想って作ったチョコレートを全く違う女性にあげたり、他の女性と肉体関係を持ったりと、だんだんと悪い男に成り果てていく…。そんな爽太に対して「正しくないけど、なんか共感しちゃうんだよな~」「こういう小悪魔に惚れちゃうんだよ、男って」「俺もフラれたとき馬鹿笑いされた…。屈辱で吐きそうだった」「『失恋ショコラティエ』読み返してアウアウ言ってる。爽太…決して人ごとだとは思えぬ」と少女漫画でありながら男性ファンの共感を得て大人気に。

 そんな作品を手掛ける水城せとなが男性誌で新連載を始めるとあれば、男性ファンが沸くのも当然で「とうとう男性誌でも活躍するときが来たか!」「これは絶対見逃せない!」「男にも好かれる漫画家なんだから絶対成功するでしょ!」と太鼓判を押されている。新連載のタイトルやストーリーなど詳細は明かされていないが、新連載の予告カットには羅針盤のような髪飾りをつけた凛々しい表情の女性が描かれており、「この子が主人公かな? 全然想像つかないけど連載楽しみだ~」「また違った水城せとなが垣間見えるかも!?」と期待の声が続々と上がっている。

 男性心をグッと掴んで離さない水城せとな初の男性誌連載ということで、これまでとは一味違うストーリーや作画となるのだろうか? 期待して続報を待とう!

■『失恋ショコラティエ』9巻
著:水城せとな
価格:463円(税込)
発売日:2015年2月10日
出版社:小学館