【画像あり】“サプール”を世に知らしめた写真家、ダニエーレ・タマーニ新作写真集!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/15

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ヴィンテージ・クルー

 世界各地で同時多発的に起こっているファッションルネッサンスの最新ドキュメント『FASHION TRIBES-GLOBAL STREET STYLE-』の日本語版が、2016年5月2日(月)に発売された。『SAPEURS the Gentlemen of Bacongo』の著者ダニエーレ・タマーニの新作写真集だ。

ビビッドな色のスーツでエレガントにキメたコンゴ共和国の「サプール(SAPEURS)」がNHKの特番で紹介されてから一年あまり。その後、写真集『SPEURS』をはじめ、近いところでは西武渋谷店での展覧会、本国からの「サプール」来日など、ブームは過熱するばかりだ。

今、「サプール」に代表されるファッションルネッサンスともいうべき現象が、ファッションの辺境と思われていた場所で局地的に発生している。「サプール」を世界に先駆けて写真集にまとめたタマーニは、その動向にいち早く気づき、南アフリカのストリートダンサー、ボリビアのスカート姿のレスラー、ボツワナのメタルヘッズなど、7カ国の“ファッショントライブ”を取材。タマーニはそれらのグループの信頼を勝ち取るため、何日も一緒に過ごしたという。

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 その結果、彼の撮る写真は被写体の個性そのままの、唯一無二の記録となった。被写体のグループらに共通するのは経済状況などの劣勢を、自らのクリエイティビティで超越しており、その姿が見るものの感動を呼ぶ。

 同書では、写真とともにファッションジャーナリスト、社会学者、美術研究者らによって執筆されたスタイルの側面を探求するエッセー、被写体のメッセージも収録。画期的一書になっている。

第一章:南アフリカ/ヨハネスブルグ
2005年に南アフリカのポップカルチャー・シーンで大人気を博した「スマーティーズ」をはじめ、ダンスとファッションを通して自己表現を行っている野心的なグループ「ヴィンテージクルー」、エレガントで個性的なファッションセンスの「ザ・サルティスト」など、南アフリカのファッションシーン最前線を紹介。

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スマーティーズ

第二章:セネガル/ダカール
伝統的なファッションに身を包み、セネガル人女性の代表のようなふくよかな女性たち「ディリアンケ」と、片や「グザリー・ファッション」と呼ばれるセクシーなファッションに身を包みナイトライフを楽しむ女性たち。

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グザリーファッション

第三章:キューバ/ハバナ
ハバナのストリートのキューバ人たち。ドルチェ&ガッバーナ、ナイキ、ルイ・ヴィトン、アルマーニなど、よく知られた西洋のブランドで着飾り街を闊歩する。

第四章:ボリビア/ラ・パス
伝統的な衣服を纏い身なりを整え、レスリングをする女性たち「フライング・チョリータス」

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フライング・チョリータス

第五章:コンゴ共和国/ブラザビル
ブラザビルの貧しい地区であるバコンゴを中心に活動する、我が道を行くエレガントな紳士たち、「サプール」。SAPE(おしゃれで優雅な紳士協会「La Societe Ambianceurs et des Personnes Elegantes」)のメンバー。

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サプール
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ソランジュ・ノウルズとサプール
※ソランジュ・ノウルズ:アメリカのポップスターでビヨンセの妹

第六章:ミャンマー/ラングーン
70年代中盤のイギリスのパンクスにインスパイアされた、都会の若いビルマ人たち。そのスタイルは、同書で取り上げられた他の国の例と異なり、わざと着くずした、エレガントではない過剰さがある。

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ビルマパンクス

第七章:ボツワナ/ガボローネ
80年代のヘビーメタルに、西洋のカウボーイスタイルとアフリカのアクセントをかけ合わせて誕生した、タフでクールで威圧的なスタイル「アフロメタル」。

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■『FASHION TRIBES GLOBAL STREET STYLE
著:ダニエーレ・タマーニ
価格:3,200円(+税)
発売日:2016年5月2日(月)
出版社:青幻舎

※掲載内容は変更になる場合があります。